健康のカギは自律神経のバランスにある

こんにちは。
ココロとカラダの整体師 渕脇です。

昨日の記事「【書評】人間は治るようにできている」で、「福田―安保理論」で有名な福田稔先生の著書を紹介しました。
この本を読んだことで、やはり、自律神経が正常に働いているということが健康であるということなんだなあ、と改めて思いました。
自律神経は本当に大切です。

自律神経によって免疫システムが制御されている

「福田―安保理論」を簡単に説明してみます。

気圧が高くなると、交感神経が優位となり、血液中の白血球を構成する顆粒球の割合が増えます。気圧が低くなると、副交感神経が優位となり、白血球のなかのリンパ球の割合が増えます。

顆粒球は、大型の細菌や真菌類を自ら食べて、毒性の強い活性酸素を使って処理をします。
この活性酸素は、人間の他の細胞も傷つけてしまうほど強力です。
したがって、顆粒球が増えるということは、自分の肉体も気付付けてしまう危険性があるということです。

このメカニズムによって、福田先生が最初に疑問を持った、「ゴルフ日和に虫垂炎の急患が増える」という現象が説明できます。これは、虫垂炎に限らず、潰瘍やガン、などの組織破壊を伴う病気がふえる原因になるとのこと。

ストレスは交感神経を刺激します。
強いストレスにさらされることで、胃潰瘍になるのもこのメカニズムで説明がつきます。
さらに、それがガンを生む原因にもなるのです。

自律神経をコントロールする

自律神経は、一般的には自分ではコントロールできいないと言われています。
しかし、直接に意志でもってコントロールできなくても、間接的にはコントロールすることは可能です。

自律神経は、交感神経と副交感神経という二つの神経系から構成されています。
体の中の臓器は、それぞれ、交感神経と副交感神経から、相反する制御を受けています。

交感神経は、戦いモードに入る神経です。
その昔、人類が狩猟採集を生業としていたころ、獲物を追い詰めるとき、あるいは、天敵に狙われたとき、交感神経が活発になり、集中力が増し、筋肉に力がみなぎり、心拍数は早くなり、血圧が上昇し、身体が戦闘モードに入ります。
この時、交感神経が優位な状態になっています。

これに対して、副交感神経は、リラックスの神経です。
戦闘が終わり、一息ついて、疲れた体を癒し英気を養う時間です。
筋肉は弛緩し、心拍数は下がり、血圧も下がります。

自分の精神状態が戦闘モードなのか、リラックスモードなのかによって、自律神経のバランスが変わって行くということです。

だとすれば、自分の精神状態をコントロールすることが出来れば、間接的に自律神経をコントロールできるということになります。
ココロとカラダは、自律神経を介して密接に影響しあっているということです。

副交感神経が優位ならいいのか

先ほども書いたように、交感神経が優位だと、顆粒球が増えてしまって活性酸素が増えてしまうので、体の組織が傷付きます。
では、副交感神経が優位なほうが良いのかといえば、そうでもありません。

筋肉が弛緩してしまって、血圧が上がらないというのはどういうことが言うと、身体の活力が奪われるということです。

気圧が低い日というのは、お天気が悪い時です。
お天気が悪いと、何となく体がだるく、やる気がしないと感じることはありませんか。
このやる気がしない状態が長く続く状態になるのがうつ病です。
これはこれで、やはり問題があるのです。

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なにごともちょうど良いところがある

健康な時というのは、交感神経と副交感神経のバランスが取れているとき。
自律神経が正常に働いている時です。
いいかえれば、顆粒球とリンパ球のバランスが取れているときであり、ココロのバランスもとれているときです。

適度な緊張と、適度なリラックス。
そのバランスこそが健康を作るのです。
なにごともに、ちょうど良いところ、いい加減、いい塩梅というのがあるのです。

長時間労働はバランスが良くありません。
これでは、身体がおかしくなるのは当たり前。
それを根性で乗り切ることはできません。

だからといって、ストレスの全くない生活もまた、人間をダメにしてしまいます。

バリバリの企業戦士だった人が、定年になっていきなり何もしなくなってしまったら、自律神経のバランスを崩してしまうのも理解できます。
社会との接点を持って、メリハリのある生活をすることが大切なのです。

自律神経のバランスを良くする生活習慣

瞑想や睡眠、リラクゼーションをうまく利用して副交感神経を刺激する。
仕事やボランティアなどの社会活動やスポーツなど趣味をいかして交感神経を刺激する。

そして、そのバランスをとることが、免疫システムを良い状態に保ち、健康な身体を維持することが出来るのです。

自律神経は全くコントロールが不可能なのではありません。
自分の生活習慣や、もの考え方、事実の受け止め方などで、コントロールすることが可能なのです。

自律神経のバランスとをとって、健康的で健やかな日々を送りたいものですね。