ランニングから学ぶこと

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こんにちは。
カウンセラー整体師の渕脇です。

昨日は、東京マラソンが行われましたね。
お天気も良く、いい結果がでたランナーも多かったのではないでしょうか。

東京マラソンが開催されるようになってから、ランニングがブームになり、健康な人がが増えたように思います。
健康に携わる人間として、とてもいいことだと思っています。

私とランニング

私が初めてフルマラソンを走ったのは、もうかれこれ27年前になります。
当時、私は大学院生で、トライアスロンにチャレンジしようと考えていました。

その前に、まずはランニングから、ということで、初めてのレースは10キロのロードレースでした。
そして、その3か月後に、フルマラソンにチャレンジしたのです。

20代のころはトライアスロンにのめり込んで、若さもあり、とても充実した日々を送っていました。

ところが、33歳の時にうつ病になってからは運動する気力を奪われ、会社を辞めて1年間の休養中には、体重が20kgもふえてしまって、全く走れなくなってしまいました。

その後は、いつか走れるようになりたいと思いつつ、なかなか走り出すきっかけがつかめないまま、15年という歳月が流れました。

そうしている間に、東京マラソンが始まり、ランニングブームがやってきました。
その影響は私の周りに及ぶようになり、一緒に走りませんかと誘われるようになったのです。

そして私は、再び走るようになりました。

練習で出来ないことは本番でも出来ない

ランニングをやっていてつくづく思うのは、やればやっただけの結果は出るということと、普段の練習で出来ないことは本番のレースでも出来ないということ。

これは、至極当たり前のことです。
至極当たり前のことなのですが、それが厳然とした事実であるということを、身を持って体験させてくれます。

私たちは、どこかで、「もしかしたらとてもラッキーなことが起こって、なんだかうまく行くことがあるのではないか。」という期待を持ってしまいます。

たまたま調子が良くて、普段より速く、楽に走れるのではないか。
などということを期待してしまうのです。

でも、そんなことを期待していも、そういうことは起こらないのです。
速く走れるようになるには、それなりの練習を積まなければいけないし、
楽に走れるようになるには、そういう練習をしなければいけないのです。

やった以上の結果は出ない

これは、なにもランニングに限ったことではないと思うのです。

勉強もしないのに、いい点数が取れる訳がありません。
自分を磨いていないのに、魅力的な異性に好かれることもありません。
仕事に打ち込んでいないのに、いい仕事が出来るはずがありません。
努力もしないのに、すごい儲け話が転がり込んでくることはありません。
痩せる努力をしないで痩せることは無いし、楽して儲けることもできません。
不健康な生活続けていて、健康になることもありません。

それなりのことをやっている人には、それなりの結果がついてくる。

これはもう、厳然とした事実なのです。

ところが、私たちは弱いもので、そういうことをしなくても、幸運に恵まれれば何とかうまいこと行くのではないか、と思いがちです。

だから、怪しげなダイエット食品に手を出してみたり、怪しげな儲け話に手を出してみたり、危険な投資話に乗ってみたりするのです。

私は今でこそこんなふうに偉そうに書いていますが、私も弱い人間なので、これまでにいろいろな経験をしてきています。
私の経験上でも、自分は楽をして、欲しい結果を得られるなどという経験はしたことがありません。

欲しい結果を得るためには、それなりのことをしなければいけないのです。

ランニングをやっていて思うのは、そういうことを本当に分かりやすい形で示してくれるなあ、ということです。

自分が満足すればそれでいい

ランニングはとても良いものです。
趣味でやるなら、自分の納得する形ですればよい。
なにも速く走る必要はないし、長く走る必要もない。

しかし、速く走れるようになりたければ、そういう練習をすればよい。
練習をすれば、それなりの結果がついてくる。
それがまた、面白いという人も沢山います。

人それぞれの楽しみ方が出来るのも、ランニングの良いところです。

ただ外を走れば気持ちが良い。
それだけでも十分にやってみる価値はあります。

子どもは外を走り回るだけで楽しそうです。
そういう気分を思い出して、気楽に走ってみてはいかがでしょうか。

ご飯もビールも美味しくなりますよ。