健康診断は模擬試験

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0

こんにちは。
カウンセラー整体師の渕脇です。

健康診断は模擬試験のようなもの

皆さんは、健康診断を受けていますか?
私は、健康診断は自分の身体の状態を客観的に知るには、とてもいいものだと思います。
人によっては、会社で定期的に受ける人もいますし、私のように自営業ですと、自治体が実施してくれている健康診断を受けています。

健康診断は自分の身体の状態を知るためにやるもので、それによって自分の価値が決まるものではありません。

しかし、A判定とか、C判定とか、判定されてしまうと、できるだけいい判定をもらいたいと思ってしまうのが人情です。

そこで、健康診断の時期だけ、特別に健康的な生活をして、それ以外の時には健康に留意しない。などという人が出てきます。

この傾向が顕著なのは、体重ではないでしょうか。
健康診断の時期に合わせてダイエットをするという人は、少なくないと思います。

これはなにかに似ているなあ、と考えていたところ、思いついのは模擬試験です。

模擬試験でカンニング

模擬試験は自分の実力を測るためのもの。
その模擬試験にカンニングをする意味はありません。

カンニングをして良い点数をとっても、自分の実力が判るわけではありませんよね。
それは全く意味がない。

確かに、試験で良い点数を取るのは気持ちが良いものです。
悪い点数よりはいい点数がいいに決まっています。
でも、それが何のための試験なのか、を考える必要があるのではないでしょうか。
その目的をはき違えていては、試験をする意味がありません。

健康診断は、模擬試験のようなものです。
今の実力を知りたいのです。

健康診断の前だけ、健康に気を付けても意味がありません。
普段の自分の健康状態をチェックして、問題があるなら、普段の生活を変えなければいけない。
それを知るために、行われるものなのです。

薬を飲んで数値をコントロールするのも・・

この例で言うと、薬を飲むというのも、カンニングしているようなものだと思います。

例えば、薬で血圧をコントロールする。
本来ならば、生活習慣を改めてコントロールする必要があるところ、薬でコントロールして安心しているというのは、カンニングしているようなものではないでしょうか。

数値さえ良ければいいのか?
という問題です。

なぜ血圧が上がるのか。
そのメカニズム、原因を考えることなく、やみくもに数値だけをコントロールしようというのは、模試の成績を上げるために、手っ取り早くカンニングペーパーを作っているようなものなのではないかなあ、と、ふと思うのです。

もちろん、薬によるコントロールが必要な時もあります。
すべての薬が悪いというつもりはありません。

その症状が本当に激しく耐え難い場合や、それ自体が治癒の妨げになっている場合は、一時的にコントロールすることも必要でしょう。

でも、恒常的に薬でコントロールすことが、果たして良いことなのかどうか、疑問が残ります。

自分の身体がコントロールできるような状態に持っていくことが理想ではないでしょうか。

普段の実力で勝負

健康診断は模試のようなもの。
その時だけ良くても意味はありません。

普段の生活を見直して、いつでもいい状態になるように心がけましょう。
そして、普段通りの状態を良くしていくことが大切です。

薬でコントロールして安心していてはいけないと思います。