いい子は武器になる

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こんにちは!
カウンセラー整体師の渕脇です。

いわゆる「いい子」の告白

先日、ある人と話をしていた時のこと。

その方は、小さいころからいい子の優等生タイプで、周りに気を使いすぎて、自己犠牲を続けた結果、精神的にやられて休職しました。

休職中に、自分のこれまでのことを振り返って、八方美人の優等生、いわゆるいい子ちゃんだだったために、周りの目が気になってストレスを抱え込んでいたということに気が付きました。

職場に復帰するにあたり、そこを変えていかなばならないと自己改革に取り組んでいるとのことです。

その過程でふと疑問がわいたとのこと。

「いい子ちゃんの自分を完全に捨ててしまおうと思うと、とても苦しいし、寂しい気もします。」

とのことでした。

自分の特性をどう捉えるか

周りの目が気になる。
他人から嫌われたくない。
他人に不快な思いをさせたくない。
他人に認めてもらいたい。

そういう思いが強すぎて、自分を殺して無理をしてしまう。
それが自分を傷つけていく。

いわゆるいい子の優等生タイプはストレスを抱え込みやすいです。

しかし、見方を変えてみれば、こういう人は人望が厚いことが多いです。
真面目だし、約束は守るし、気配りができる。
そこは、長所でもあるわけです。

その長所を、無理やり捨ててしまうことはありません。

ただ一つ問題なのは、自分を傷つけるということ。
自分を後回しにして、他を優先してしまうことです。

ここさえコントロールできれば、すべてを捨ててしまうことはありませし、むしろその良さを生かしていくことを考えたほうが良いと思います。

過ぎたるは及ばざるがごとし

なにごともそうですが、度が過ぎればいいことはありません。
ちょうどよいところというのがあるのです。

運動は健康に良いとされていますが。やりすぎればかえって疲れてしまったり、どこかを痛めたりします。

酒は百薬の長といわれますが、度が過ぎれば明らかに健康にはよくありません。

いい子も、自分を犠牲にしない範囲ならば、それは武器になるのです。

物事がうまく行かない人たちの傾向として、ゼロか一かのデジタル思考に陥っているという特徴があるのではないかと思います。

何かがダメだとなると、それを完全に排除しようとしてうまく行かない。
そういうことを繰り返している人は、何だ苦しそうに思います。

カラダのこと、ココロのことを勉強してみてつくづく思うのは、ゼロと一の間のどこかに、最適解が存在するということです。
そういうアナログ思考が必要なのではないかと思います

極論のほうがインパクトがある

確かに、ゼロか一かの両極端のほうがわかりやすいし、インパクトがあります。
インパクトがあるから、どうしても広まりやすいし、理解しやすいから、なんだかわかった気になります。

でも、ちょうどいい、とか、いい加減、とか、いい塩梅、とか、バランスってなんだか曖昧で、解りにくい。

なんだか、すっきりしないし、モヤモヤします。

モヤモヤするのは嫌だから、駄目だと思ったらすべてを排除しようとして、排除できないとなるとあきらめてしまうのです。

でも、ちょうどいいところを探りながら、コントロールすることが出来れば、その良さを引き出すことが出来るのです。

いい子は武器になる

いい子は切れ味鋭い武器になります。
でも、自分を傷つけてしまう可能性のあるもろ刃の剣のようなものです。

これをうまくコントロールして、使いこなすことが出来れば良いのです。

そうすれば、あなたの良さを十分に引き出すことが出来るようになり、周囲からの信頼を得ることが出来るようになるでしょう。

自分はいい子タイプだから駄目なんだ。

そう思っている多くのいい子に言いたいです。

それは、あなたの長所なのですよと。
その良さを生かしていくことを考えましょうと。