うつ病とスポーツ障害は似ている

こんにちは!
カウンセラー整体師の渕脇です。

怪我からの復帰は試行錯誤

私は整体師です。
修業時代は、スポーツクラブに付属している治療院に務めていました。

スポーツクラブの付属治療なので、スポーツをやっている人が多数通っていました。
部活を頑張っている中高生とか、スポーツクラブの会員さん、インストラクターまで、いろいろな人がいました。

スポーツと怪我は切っても切り離せいないもの。
怪我をしてしまうのは仕方がないのですが、問題は、そこから復帰していく過程です。

ご承知のように、怪我はいきなり治ったりはしませんよね。
徐々に、少しずつ治っていきます。
そうして、徐々に少しずつ、復帰していくわけです。

スポーツをやっている人にとって、練習ができない日々というのはとても辛いものです。
いつまでも休んでいると、身体が弱っていく。
弱っていけば、それだけ復帰が遅れる。
だから焦るんですね。

まだ治りきっていないのに、無理して練習してしまって悪化させてしまう人を何人も見ました。
なかなか治らないイライラを、私たちにぶつける人もいました。

そこでよく聞かれたのは、「いつになったら治りますか?いつから練習できますか?」という質問。

もちろん、目安は答えられますが、本当にその人が復帰できる時期というのは、やってみなけりゃわからないというのが実際です。

復帰して行く過程は、試行錯誤の連続です。
ここまでやってみよう、それで痛みが増すようなら、まだ早いということ。
やってみて大丈夫なら、次の段階へ。

そうやって徐々に復帰していくのが一般的です。

うつ病とスポーツ障害

この段階って、うつ病の人が社会に復帰をしていく過程に似ています。
うつ病になって休職を余儀なくされた人が、復帰していく過程です。

もう少し正確にいうと、その怪我というのは、外傷ではなくてスポーツ障害です。
スポーツ障害は、体の使い方に問題があって、故障してしまうもの。
転んでけがをしたとか、コンタクトプレーで怪我をしたのとは違います。

スポーツ障害の場合、フォームの矯正とか、練習方法の修正などが必要で、故障前と同じことをしていたのでは、また再発してしまいます。
再発を防ぐには、そのための工夫が必要になります。

うつ病もこれに似ています。
うつ病になる前と同じことをしていたのでは、必ず再発します。

ですから、うつ病になる前と同じ状況に戻ることを目指すのは間違いです。
今までと同じことをしていたのでは、同じ結果になる事は明らかなのですから。

思考の修正とフォームの修正

では、どこをどう工夫していくのがいいのか。
それは、スポーツ障害を克服する時と同じです。

スポーツ障害の場合、どこをどう修正して行けばいいのかを、理論的に検証する必要があります。
まずは自分のフォームを検証して、おかしいところを修正するということ。

うつ病の場合は、自分の考え方、思考、認知、仕事の進め方、生活習慣などを見直して、修正してくことが大切なのです。

自分のフォームを修正するのは、自分一人ではなかなか難しいものです。
コーチやトレーナーなどの力を借りなければ難しい場合が多いです。

うつ病も同じです。
やはり専門家の力を借りたほうが、修正しやすいのです。
そして、その役割を負うのが、カウンセラーなのです。

リハビリの段階が必要

薬を飲んで寝ているという段階は、怪我に当てはめると、安静にしている時期です。

ところが、社会復帰に向けてリハビリをしなければいけない段階になったら、それなりのトレーニングをしなければいけないのです。
風邪のように寝ていれば治って、治ればすぐに元のように復帰できるというものではありません。

スポーツ障害で離脱した選手が、いきなり復帰するということはありません。
リハビリの段階、フォームの修正をする段階を経て、復帰できるまでに回復してからの復帰となります。

うつ病のそうした実態が、まだまだ多くの人に理解されていないような気がします。

理解されていないから怖い

うつ病はとてもデリケートな問題で、おおっぴらに話してはいけないような厄介な問題であると認識されているから、正しい情報が周知されいません。

そのせいで、多くの人がどうすればよいか、解らずにいるのです。
解らないから、何となく怖いし、不安なのです。
でも、解ってしまえば、どうってことはありません。

私はスポーツ障害と同じだと思っています。
その事を理解している人が、あまりにも少ないのです。

こういう感覚を持てるのも、私自身のうつ病の経験、スポーツの経験、整体師としての経験があるからだと思います。

専門家にサポートしてもらおう

今現在、私はうつ病で休職した人が職場復帰するのをサポートしてします。
その方には、怪我で休場した稀勢の里を例に出して説明しています。
この説明をすると、自分の現状が分かりやすいようです。

傷ついたところに負担がかからないように、徐々に体を戻していかなければいけない。
今はそういう段階ですよと。
無理をすれば、また悪化しますよと。

まずは、自分の現状を理解すること。
そのためには、カウンセラーをうまく使ってほしいと思います。