会社を辞めてわかったこと

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こんにちは!
カウンセラー整体師の渕脇です。

私が育った時代

私が育った時代は、高度経済成長期のど真ん中でした。
子どもの数も多かったし、世の中に勢いがありました。

日本の会社は、終身雇用が当たり前で、その家族的な経営が功を奏して、日本の経済は右肩上がりに成長を続けていました。

そんな時代なので、幸せになるには、いい大学を出ていい会社に入って、定年まで勤めあげるというのがセオリーで、その方法が人生の王道だと思われていました。

今のように、転職を繰り返してキャリアアップを図るという人は少なかったと思います。

転職をする人は落伍者かこらえ性のないダメな人。
そんなイメージすらありました。

ましてや夢を追いかけて、いつまでもあちこちとフラフラしているような人は、本当にダメな人というイメージを持っていました。

時代は変わった

ところがです、バブルがはじけて時代が変わりました。
山一證券と、北海道拓殖銀行が相次いで破たんした時の衝撃は大きかった。

大きな会社が潰れるなんてことがあるんだ。
サラリーマンが一生安泰なんていうのは幻想だったんだ。

多くの人がそのことに気が付いたのです。

その後、リストラという言葉が流行り、多くの企業が人員削減に躍起になりました。
こうして、日本の終身雇用制度は音を立てて崩れ始めました。

そんな中で、私は自分の人生に悩み始めました。

たった一度の人生なんだから、もっと自由に生きたい。
この会社で40年近くも働いていていいのだろうかと、考え始めたのです。

人生が背中を押してる

そんなことを考えていて、日々閉塞感が強くなってくる。

そんな時に、私の周りでいろいろなことが立て続けに起こるようになりました。
それらの出来事は、何の関係もなく、バラバラに起こっているように見えても、まるで私の背中を押しているかのように、畳みかけるように次から次へと起こるのです。

それでも、自分に自信がない私は、石橋をたたき壊して渡らないような性格でした。
どれだけ背中を押されても、渡ろうとしない私に、人生は容赦なく背中を押してきたのです。
その最後の一押しが、うつ病でした。

これらの一連の出来事をどうとらえるかはその人次第です。
でも私は、これはもう、会社を辞めて好きに生きなさいという人生からのメッセージであると受け止めました。

そうして、会社を辞める決心をしたのです。

世間にはいろんな人がいる

会社を辞めてみて、世間にはいろんな人生があるということを初めて知りました。

私には、大学を出て定職についている人しか目に入っていなかったのです。
でも、自分が会社を辞めてみると、人の人生は本当に様々であるということが見えるようになって来ました。

私の同年代でも、何度の転職を繰り返して、その都度スキルアップを図っている人がすでにいました。

起業して、自分の力で会社を回している人がいました。

好きなことに向かって、自分に正直に生きている人がいました。

もちろん、あまりうまく行っていない人もいました。

でも、変な話ですけど、みんな生きていました。
何とかしながら、とにかく生きている。

会社を辞めたら生きていけないのではないかと思っていましたが、そんなことはありませんでした。

自分で思ってた以上に、世間は懐が深いのです。

広い視野をもとう

サラリーマン時代の自分は、いかに視野が狭かったのか。
本当にそう思います。

視野を広く持つ。
いろいろな視点でものを見る。

そういう癖をつけることはとても大切なことだと思います。

他者の視点に立つ。
俯瞰的に見る。
長い目で見る。
広い視野を持つ。

そうやって、視点を変えて現実を見ることで、見えなかったことが見えてきます。
それが、自分の悩みを解決するヒントを与えてくれることがあるのです。

悩み多き人は、視野が狭くなりがちです。

あえて広い視野を持つようにしましょう!