自分を客観的に見る

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こんにちは!
BBトレーナーの渕脇です。

人は自分のマイナス部分も知っている

誰でも、自分の事は自分が一番よく知っていると思っています。
人には言えないような、情けないところとか、ズルいところとか、未熟なところも全部知っています。
そういうマイナスな部分は、表に出していないのですから、他の人にはわからない部分です。
自分に自信を持てない人は、他人には言えないマイナスの部分に意識が行きがちです。

私も、過去自信を持つことが出来ませんでした。
それは、必要以上に、自分しか知らない未熟な部分を意識しすぎていたのだと思います。

ある時、友人に対して、「自分に自信が持てないんだ」と告白したとき、その友人は目を丸くして、「お前が自信がないなんて信じられない。」と言いました。

当然のことながら、彼は私の「表の顔」しか知らないわけです。私が表に出していない、内面のマイナス面を知らないわけです。
表だけを見れば、私はまったく自信がなさそうには見えなかったのです。

私が自信がなかった理由

私が自信がなかった理由は、私の自己評価の仕方が間違えていたからです。

私には、七つ離れた双子の姉がいます。
中学時代、この二人の姉と比較されたことが、大きく影響しています。

姉たちは学校の成績がとてもよかったのです。
私が中学に入学したとき、高校の英語教師だった父は、私の英語の勉強の面倒を見るといって、私に付きっきりで英語を教えたのです。
それでも、私は姉たちの中学時代のような成績を収めることが出来ませんでした。

父は、私を励ますために、「お前はもっと頑張れば、お姉ちゃんたちにもどころではないんだから。」と言っていました。
その言葉が私にとってはプレッシャーになっていたのです。

2人の姉の中学時代の成績表は、オール5に限りなく近いものでした。
「姉どころではない」、ということはオール5しかないということです。
しかし、実際の私の成績は、オール5にはもちろん届かない訳です。

そこで私は、「自分はダメなやつなんだ」「私の家では落ちこぼれなんだ」と思うようになったのです。
それが、いつしか自分のセルフイメージになっていたのです。

公正な目で自分を見る

ほぼオール5の姉が基準になっているなんて、基準値がそもそも間違えているのです。
そのことに気が付いていなかったのです。

ちゃんと公正な目で判断すれば、私の成績は悪いほうではなかったし、クラスでは学級委員などを務めるなど、友人たちの評価も悪くはなかったはずなのです。

それは中学時代だけではなく、高校時代も、大学時代も、サラリーマン時代も、周りの評価は悪くなかったと思うのです。

ところが、中学時代に自分が作り上げてしまったセルフイメージがベースになってしまっているので、自分を公正に評価できなくなっていました。

どんなに周りから評価されても、セルフイメージは落ちこぼれのまま。
それを覆せずにいました。

自分の欠点が気になる。
足りなところ、情けないところ、弱いところが気になる。
さらには、自分より優れている人と比べて落ち込む。

そんなことを繰り返していたのです。

今から考えると、自分は落ちこぼれであるというセルフイメージを強化するための証拠集めをしていたように思います。
そんなことをしているから、自分を公正に見ることが出来なくなっていたのです。

こんなことでは、自信を持つことなんてできるはずがありませんよね。

良いところを見る

自分の事を公正に評価するには、自分の弱点だけではなくて、強みもちゃんと評価してあげなければダメなのです。

自分にも良いところが沢山あるはずです。
そこをきちんと見ることが大切なのです。

世の中には、完璧な人などいません。
良いところと悪いところを併せ持っているのが人間というものです。

悪いところばかりに注目をしていたのでは、自信を持つことは不可能です。
良いところもきちんと評価をしてあげなければいけません。

さらに言うと、自分を助けてくれるのは、自分の良いところです。
言い換えれば自分の武器、強みです。

自分にはどんな強みがあるのか。
これを意識しておくことが重要になるのです。

強みも弱みもきちんと把握して、よりよい人生を歩くにはどうすれば良いかを考える。
そういう、公正な判断をすることが大切なのです。

弱いところばかりに着目して自信を失っているという行為は、本当にばかばかしい、愚かな行為としか言いようがありません。

そういう意味で、以前の私は愚か者だったのです。

自分をよく知ることから始めよう

自分の事は自分が一番わかっている。

人はそう思っていることでしょう。
でも、本当にそうでしょうか。

自分の事を客観的に、公正に見るというのは、実はとても難しい事なのです。
自分の事は、自分にはよくわからないものなのです。

カウンセリングを受けることで、自分では気が付かなかった自分の姿に触れることが出来るようになります。

自分に自信が持てない。
生きるのが苦しい。

そんな感覚を持っている方は、ぜひ、カウンセリングを受けてみることをお勧めします。
自分を客観的に見ることが出来るようになると、生きるのが楽になってきます。

自分の事を、ちゃんと評価してあげることが大切なのです。