心配事の9割は起こらない

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0

こんにちは!
BBトレーナーの渕脇です。

一年を振り返るシリーズ。
(いつからシリーズ化した?)

今年を振り返ってみて、一番大変だったのはやはり引っ越し。

引っ越し問題

一昨年の八月に、一人暮らしをしていた母が脳梗塞で倒れて入院。
生死の境をさまよって、奇跡的に一命をとりとめたものの寝たきりになってしまった。

そんなわけで、実家が空き家状態になってしまったのです。

そして、昨年、姉から提案が。
「子どもたちがそれぞれ進学するんだから、それに合わせて実家に帰ったら?」

確かに、長男は中学校に、末っ子の双子の娘は小学校に入学する。

しかし、考えてなかった!
そんなのいきなり言われても~。

問題は二つ。

一つは次男の転校。
まあ、長男と末娘はいいとしても、4月で四年生になった次男は転校することになってしまいます。

一つはお金の問題。
なんといっても築40年以上の古い家。
やっぱり改築というか、手を入れないと、あと何十年も住むわけにはいかず。

でも、準備していなかったんだよね。お金。
そんなことになるなんて思ってなかったから。

しかも、長男と末っ子二人がそれぞれ進学するタイミングなので、ただでさえお金がかかるのに。

次男の転校

引っ越しを決めた時、家族会議を開きました。
長男と末っ子二人は、あっさり賛成してくれたんだけど、予想通り次男が大反対!

最初に話をした時には、大泣きするほど。

さらに、
「俺は、引っ越ししたら学校には行かないからな!」
と言い出す始末です。

そのうえ、夜中にうなされるようになってきました。

引っ越しの前日なんて、夜中の突然目を覚まして絶叫。
あきらかに何かにおびえているように、部屋の中を転げまわった。
自分の顔をかきむしって、ひっかき傷が出来るほど。

相当なプレッシャーがかかっているのがわかって本当に心配しました。

私自身も小学校時代に転校して、大変なプレッシャーを感じたので、これが彼の人生に暗い影を落とさなければいいけれど。
そんなことを考えると、本当につらい思いをしました。

だから、転校先での登校初日は心配しました。
絶対行かない!と抵抗したらどうしようかと思っていたけれど、そんなそぶりは見せずにちゃんと学校へ行きました。
もちろん、かなりの緊張感を持っているのは見て取れたけれど、彼なりに必死で頑張っている姿が見られました。

転校で成長した

しかし、心配は杞憂に終わりました。
転校先のクラスの友達が、彼を暖かく迎え入れてくれました。
彼は日に日に、楽しそうに学校にいくようになりました。

今では、むしろ、転校前よりも楽しそうにしています。
そして、グッと成長したような気がします。

学校から帰ると、玄関にランドセルを放り投げ、暗くなるまで友達と外で遊んでいます。
小学生らしい小学生になりました。

結局、転校がプラスに作用したと思います。

お金の問題

お金の問題は、いったいいくら改築にお金がかかるか、という問題です。

実際に見積もってもらったら、なんと自分が考えていた金額の倍以上が提示されました。
でも、そんな金額は用意出来ません。

ということは、借金をしなければいけなくなったのです。

しがない自営業の自分に、それだけの借金が出来るのか?
2,3あたってみたものの、けんもほろろに断られました。

いよいよ追い詰められた時に、私が経営するあおぞら整体院に、以前営業に来ていた信用金庫さんに相談してみることにしました。

地元で10年以上あおぞら整体院を経営していることを知っているので、営業の方が尽力してくれて、なんとかお金を工面することが出来ました。
これは本当に助かりました。

しかし、私はこれまで大きな借金をせずにここまで来ました。
借金を抱えるというのは、初めての経験で、これはこれでプレッシャーになりますよね。

さらに、自己資金もつぎ込んだので、手持ちのお金も減りました。

そのうえ、長男と双子の末娘の進学で、出費が重なり、かなり精神的に追い込まれました。
会社を設立することを考えていたので、その資金には手を付けられないわけです。

お金がどんどん出ていく感じというのは嫌なものですね。

しかも、自営業なので、確実に収入があるという保証はない訳です。

実際に、心配すればキリがない訳です。
不安な要素はいくらでもあるのです。

そういう時には、なかなか、その不安から逃れるのが難しい。
それを実感できました。
それを実感できたことは、この仕事をやっていくうえでプラスになりましたけれど。

さらに、無駄な出費を見直すいいきっかけになりました。
それはとてもよかったことです。

心配したことの9割は起こらない

心配はしましたけれど、現実の生活は何も変わっていません。
心配したようなことは、何も起こってはいないのです。

心配事の9割は起こらないと言われています。
今年はそれを実感できた年でした。

心配し出したらキリがない。
心配を止められなくなってしまいます。

でも、いま、目の前にある現実の目を向けると、何も変わってはいませんし、むしろ、いい方向へ向かってさえいる。

将来の不安に対処することは大切ですが、そのことで頭の中が一杯になってしまっては、現実を見失ってしまいます。

だって、心配事なんていくらだって思いつくのですから、頭の中をいっぱいにしようと思えば簡単なのです。

でも、そのうちの9割は起こらないのだから、まあ、何とかなるんだろう、と楽観的なくらいがちょうどよいのかもしれません。

引っ越し問題から、そのことを学びました。
そういう意味でもいい年でした。