筋肉は重要な熱源である

私たち人間は恒温動物と言って、体温を一定の温度に保っています。
人間の体温は、36.5℃前後になるように、調整されています。

これに対して、人間が暮らしている環境の気温は、たいていそれよりは低いですよね。
ということは、常に熱を奪われている状態なので、体内に熱源が無ければ体温を維持できないということになります。

体内の熱源にはいろいろありますが、筋肉はとても重要な熱源になっています。
寒い日でも体を動かせば、暖かくなって、激しく動けば汗をかくことは良くご存知ですよね。
暖房設備が乏しかった昔は、寒い日は「おしくらまんじゅう」なんてことをやったものです。

また、寒いときには身体に力が入ったり、震えたりしますよね。
これによって筋肉を収縮させて熱を発生させるのです。

太っている人はいつも汗をかいているようなイメージがあります。
皮下脂肪がたくさんついているので、まるで肉布団を着ているから暑いのだろう、と錯覚しますが、そうではありません。

太っている人は、その重い体を動かすために筋肉に負荷がかかっています。
痩せている人と同じ活動をするのでも、筋肉が消費するエネルギーが大きいので、その分熱を生み出します。
体重50㎏人と、80㎏の人を比べた場合、80㎏の人は、30㎏の重りを背負って生活しているようなものです。
30㎏の重りを背負っていると想像すれば、どれだけの熱量を発生させているか、なんとなくイメージできますよね。

以上のように、筋肉は重要な熱源となっていますので、筋肉を付けておくことはとても大切なことです。
基礎体温が低い方は、まずは運動をお勧めします。

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ただし、熱源は筋肉だけはありません。
内臓もかなり多くの熱量を作り出しています。
また、基礎体温がどれくらいあるかというのは、自律神経に支配されている部分もありますので、筋肉だけで語ることの出来ない問題ではあります。

冷え性や低体温でお悩みの方は、筋肉(運動)、内臓、血流、自律神経などの問題が絡んできます。
これらの問題を総合的に解決していくことが必要になります。

いずれにしても、筋肉の重要な役割の一つに、主要な熱源になっているということは知っておいて良いと思います。