映画「君の名は。」を見て、命と時間について考えた

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0

こんにちは!
BBトレーナーの渕脇です。

インフルエンザが猛威を振るっています。
これをお読みのあなたは大丈夫ですか?

わが家では、先週、小学一年生の双子の娘が、そろってインフルエンザに罹って、一週間が学校を休んでしまいました。

私も、仕事の都合がつくときには、家にいて看病をしていました。

今更ですが「君の名は。」を観ました

ずっと家にいる娘たちのために、嫁さんがDVDを借りてきてくれました。
そのDVDの中に、昨年大ヒットしたアニメ映画の「君の名は。」がありました。

「君の名は。」公式ホームページ

お正月にテレビで放映されていたのをみんなで見たのですが、DVDで改めて見直してみたのです。

今更、「君の名は。」の話で恐縮ですが、私は流行に鈍感というか、あまり興味が無いので、自分から見ようとは思っていませんでした。

でも、やっぱりヒットする映画というのは違いますよね。
すっかり引き込まれてしまいました。

もしかしたらまだ見ていない人がいるかもしれないので、詳しいストーリーには言及するつもりはありません。

この映画からいろいろなことを考えたのですが、一つ、やはり考えなければいけないのは、死はある日突然やってくるという事実です。

(映画を見ていない人には、何のことだかさっぱりわからないですよね。)

昨日まで元気だった人が

健康的に毎日を送っている人たちは、日常生活の中で、死を意識するということは稀です。
平凡な毎日が当たり前であって、それが、今日も明日も、これからずっと続くと考えがちです。

しかし、昨日まで元気だった人が、今日はもういない。
ということは現実的に起こりうるし、そういうケースは私たちが思っている以上に多いのです。

災害や交通事故はもちろん、病死であっても、突然に命を失うということはあるのです。

私も過去、本当に身近にいた人が、ある日突然、交通事故で亡くなったことがありました。

未来は来ないかもしれない

それまでは、私は少なくとも70代くらいまでは生きるだろうと、当たり前のように思っていました。

だから、サラリーマンとして安定した収入を得て、年金をコツコツ収めて、貯蓄をコツコツ増やして老後に備え、定年後は悠々自適の生活をしようと考えていました。

そう考えていたので、やりたいことを我慢して、少々会社に不満があってもそれを飲み込んで、酒を飲みながら上司に対する愚痴をこぼして発散させていたのです。

でも、その交通事故をきっかけにして、人生観が変わってしまいました。

未来のために、と思って今を我慢しているけれども、その未来が確実に来るとは限らないとしたら、今を我慢することって意味があるんだろうか?

そんなことを考えるようになったのです。

今を大切にする

日本人の平均寿命まで生きるという前提で人生を考えるのか、いつ人生が終わるかわからないという前提で人生を考えるのか。

前提が変われば、人生観が変わってきます。

いつ人生が終わるのかわからないのであれば、一番大切にしなければいけないのは「今」のはずです。

「今」、輝いていることが大切。

その、輝いている「今」を重ねていくことによって、良い人生が積み上がっていくのです。

将来に備える。というと、とても賢い生き方のように思えます。
今が大切。というと、なんだか刹那的な生き方で、無責任な態度のように思えます。

でも、本当にそうなのでしょうか。
どちらが、自分を、自分の命を大切にした生き方なのでしょうか。

生きているのは当たり前ではない

今こうして、生きていられるというのは、ただ単純に、ラッキーなだけじゃないか。
それだけで、幸せなことなのではないか。
それだけで、ありがたいことなんじゃないのか。

そう強く思います。

私の上に彗星が落ちてきたわけでもなく、地震で建物の下敷きになったり、津波に飲み込まれたわけでもなく、トラックにはねられたわけでもなく、心臓が急に止まったわけでもない。

まだ生きている。
しかも健康で。
これだけでも奇跡なのです。

そのことに感謝し、自分の「生」を大切にして、今という時を大切にして生きていこうと、改めて思うのです。

時間を大切に使おう

死んだ人にはもう時間がありません。
時間があるということは、命があるということ。

いづれ私たちは死ぬ時が来るわけです。
時々刻々と、死に近づいている。

時間を無駄にするということは、命を無駄にしているということです。
今、この時をどう過ごすか。
それが大切なのです。

さて、これをお読みのあなたは、今を大切にしていますか?
今を生きるということが、自分の命を大切にすることなのです。

私も今を大切にしたいと、あらためて思いました。
やりたいことがあったら、どんどんやりましょう!