運動は血管を鍛える

血管はとても重要な臓器です。
血管は血液を運ぶ役割をしていることは誰でも知っていることです。

血液を運ぶことで、酸素や栄養素を体の隅々に運び、老廃物を運び出してくれます。
傷ついた体の補修をしたり、病原菌から身を守る免疫という重要な機能を果たしてくれます。
ホルモンを運ぶことで、各臓器にたいして命令を伝え、体の機能を調整しています。
熱を運ぶことで、体を温める役割もあります。

この血管および血液が健全でないと、突然死のリスクが高まります。
突然死の代表は、心筋梗塞や脳梗塞です。
これは、心臓や脳という非常に重要な臓器に血液を運ぶ血管が詰まることで引き起こされるのです。

循環器の専門医、杉岡充爾(すぎおかじゅうじ)先生は、救急医療に20年携わった経験から、この突然死を減らす予防方法を著書にまとめて紹介しています。
なぜ、元気な人ほど突然死するのか 1日、たった3分 強い血管をつくれば健康になる!

杉岡先生は、「症状は無いけれども、健康でもない」という状態を「潜病(せんびょう)」呼んでいます。

突然死の原因になる心臓の病気ですが、ある日突然心臓が悪くなって病気になることはありません。突然死するくらい悪くなっていたということは、その何年も前から心臓は悲鳴を上げていたはず。それが潜病の段階です。

この本には、その潜病の状態から抜け出す方法が沢山挙げられています。
その中には、もちろん運動も含まれるのです。

適度な運動によって内臓脂肪を減らすことが出来れば、傷づいた血管壁を修復する「アディポネクチン」というホルモンを増やすことが出来ます。
また、運動は血管の柔軟性を高めて、若々しい血管を作ります。

健康に良い運動とは、私もこのブログで度々紹介してきましたが、ウォーキングなどの激しすぎない適度な運動です。
激しすぎると逆に体に悪いのです。
私のようにフルマラソンにチャレンジするなど、激しすぎるのでお勧めできません(苦笑)

適度な運動は、筋肉を鍛え、骨を鍛え、脳を鍛え、血管を鍛えるのです。
これによって、しなやかで若々しい体を保つことが出来るというわけです。

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ちなみにこの本には、あなたが潜病状態にあるかどうか、その危険度を測るチェックリストが載っています。
ストレスフルな生活を送っている方、これまで健康に気を使ってこなかった方、突然死が気になる方は、ぜひ、一読をお勧めします。
一度血管が詰まってしまったら、最悪死に至るか、重篤な後遺症を抱えることになるかもしれません。
それを回避するには、予防しかないのです。