高校時代の体型に戻った話

私は30代の前半でうつ病になった。
その原因について細かく書くと長くなるので割愛するが、要するに間違えた人生を歩いていることに気が付いたのだ。

この人生は私の人生ではない。

そのことに気が付いたので、私は思い切って人生をリセットしようと会社を辞めることにした。
ありがたいことに、沢山の方々から、辞める前に一杯やろうというお誘いをいただき、辞める前の一か月間はほぼ毎日のように飲みに行った。
そのおかげで一ヶ月の間に、なんと8キロも太ってしまった。

さらに、会社を辞めて一年間はうつ病がひどくて何もする気が起きなかった。
まだ結婚する前だったが、嫁さんのアパートに転がり込み、朝から晩までテレビを見て過ごした。
気が付くと、会社を辞める前の体重から20㎏も太っていた。

会社員時代は、トライアスロンというスポーツを趣味にしていたので体重管理もしていたし、高校時代と変わらない65kgだっただが、一年足らずで20kg増量して、85kgを超えてしまった。85kgという数字を見て、恐れをなしてそれ以降体重計に乗らなくなったので、どこまで体重が増えたのか、本当のところは解らない。

DSC0087 当時の私

会社を辞めて一年後、ナショナル整体学院スポーツトレーナー科に入学して、整体とトレーニングを習った。外に出て活動することになったので、多少、体重は減ったものの、80kg台はキープしていた。

やがて私は、東京都東大和市に整体院を開業した。
私の体格を見て、お客さんは「立派な体格ですね。何かスポーツをされていたのですか?」とよく聞いてきた。
私は、「高校時代にラグビーをやっていました。」と答えていた。
ラグビーをやっていたのは本当だが、実は高校時代はもっと痩せていた。
ところが、お客さんは「ああ、それで~。」と納得してくれていた。

そんなやり取りを何回となくしているうちに、自分でも、
「そう。ラグビーをやっていたからいい体格なのだ。」
という気分になるから不思議だ。

しかし、さすがにこんなに太っているのはみっともない。
そう思った私は、開業から2年後、ダイエットをすることにした。
ウォーキングを始めて、食事管理をした。
10ヶ月で体重を8キロほど落として、75kgになった。

ところが、そこから体重が落ちなくなった。
私は40代になっていた。

「もう中年だし、太るのは当たり前。仕方がない。」

そんな風に考えていた。
さらに、若いころにスポーツをしていたおかげで筋肉量もあったので、体重の割には体脂肪率は低かった事も私の言い訳になっていた。

46歳の時に、ランニングを始めた。
3年間走っても、体重は少ししか減らなかった。
ランニング友達は、ストイックに減量に励む人もたくさんいる。
そういう人達に触発されて、49歳の時に、再びダイエットにチャレンジした。

その時は、4ヶ月で9kgの減量に成功して、16年ぶりに65kgに戻ってきた。
これは、高校時代の体重と同じ数字だ。

高校時代と変わらない体型を維持しているという人に会うと、なんだか特別な人のように思っていた。そんなことあるわけがないと思い込んでいたのだ。
「中年になって太るのは当たり前であって、自然の摂理だ。」
そんな風に考えていた。

でも、そんなことは無い。
自然の摂理でも何でもなくて、ただ、体重管理が甘いだけなのだ。

若いころよりも活動量は減るし、基礎代謝も減る。
それは自然の摂理かもしれないが、だからと言って体重が増えるのが当たり前ではない。
その年齢に合った管理の仕方をすれば、いくつになってもウェイトをコントロールすることは可能なのだ。

11265184_851496741594232_3923817252765017395_n 今の私

体が軽いというのは、実に気持ちがいい。
体調が良いのはもちろんだが、それ以上にお洒落をしようかという気になってくる。

太っていたころは、洋服を買うのが憂鬱だった。
試着室に入って、鏡に映る自分の姿を見るのが苦痛だった。
どんなものを着ても、恰好が良いとは言えなかった。

今は何を着てもうれしい。
それだけでも気分が良い。

中年太りを気にしている人は多いと思う。
でも諦める必要は全くない。
いくつになっても、痩せることは出来るのだ。
私のような言い訳を考えるのはやめて、カッコいい自分を取り戻すことを考えよう!