課題の分離で問題をシンプルにする

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こんにちは!
BBトレーナーの渕脇です。

私は、「セラピストのためのカウンセリングセミナー」を開催しています。

これは、私が整体師として働いてきた経験と、産業カウンセラーとしての活動を通して、セラピストこそカウンセリングの技術が必要であると実感したために開催しています。

前回のセミナー(8月20日開催)の時に、アドラー心理学について学びました。

課題の分離

アドラー心理学の中には、本当にたくさんの気づきやまなびがあるのですが、その中で私がとても実践的な概念だと思うのが「課題の分離」です。

何か解決すべき問題が生じた時に、「その問題はいったい誰の問題なのか」「誰が解決しなければいけないのか」を明確するにとで、自分がその問題に対してどのような態度で望めばよいのかがわかります。

誰の課題かを知るには、「その問題を放置したときに、誰が責任を負わなければいけないか。誰が一番困るか。」を考えればいいのです。

勉強をしない子どもの問題

例として、「子どもが勉強をしない。」という問題を考えてみたいと思います。

子どもが勉強をしない場合、一番困るのは子ども自身です。

今の時期だと、夏休みの宿題が終わらなくて困っている子どもと、それに対してヤキモキして、「宿題をやってしまいなさい!」と怒鳴っている親御さんが沢山いらっしゃるのではないかと思います。

この宿題をしないという問題の場合、一番困るのは言うまでもなく子ども自身です。
ですから、この問題は明らかに「子どもの課題」ということになります。

課題の分離で大切なのは、「他人の課題に踏み込まない、介入しない。」ということです。

自分の問題に介入されると、いい気持ちはしないものです。
大きなお世話です。
そこで、子どもは、
「うるせえなあ、今やろうと思っていたのに~、やる気なくした!」
などという気分になるのです。
身に覚えがあるでしょう?

さらに、課題の分離が出来ていないと、子どもの課題であるのにもかかわらず、親が自分の課題かのように思ってしまい、イライラしてしまうのです。
こうなると、親のストレスは溜まる一方です。

宿題が終わらなくて困るのは子どもです。
親ではありませんよね。

親の立場としては、「宿題をやらない子どもにどう対応するか」、という「親の課題」があるわけです。

その課題は、「宿題を何とかして終わらせる」ことではなくて、
「親がうるさく言わなくても、自分の課題を自分で解決できるような人に育てるにはどうすればいいのか」
「子どもが、自分の課題に自分で責任を取れるようにするにはどうすればいいか」
という課題であることが分かります。

このように分けて考えることで、やるべきことが見えてきます。

他人にどのように見られているかが気になる

課題の分離を「他人の目が気になる」という問題について考えてみます。

「あなたのことをどのように評価するか。」という問題は、相手の課題であって、あなたの課題ではありません。

あなたは相手の課題に介入はできないのです。
だとすれば、それを気にすること自体がおかしな話なのです。

自分の事をどう思うかなんて、相手の課題なんだから自分には介入できないとあきらめるのです。

すると、自分が本当に取り組まなければいけない「自分の課題」が明確になってきます。

他人が自分の事をどう思おうが、自分の人生を背負ってくれるわけではありません。
自分の人生を背負っていくのは自分以外にいないわけです。

ですから、あなたは「自分の課題」に集中すればいいのです。

課題の分離を意識することでやるべきことが見えてくる

その他にも、他人の課題をいつの間にか背負っていて、苦しくなっている人も多いですよね。

ああ、これは自分の課題じゃなかったのに、なぜか背負ってしまった。
だから苦しかったんだ!

そんな風に気がつくことあるでしょう。

どれが自分の課題で、何が相手の課題なのか。
これを意識するだけで、問題がシンプルになります。

人間関係で悩んでいる方にお勧めします。
課題の分離は使えますよ。

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