摂取エネルギーの減らし過ぎは逆効果

昨日の記事「私が提唱するダイエットはこんなにシンプル」に推定エネルギー必要量について書きました。
あくまでもこの数値は”必要量”だということを意識しておいてください。
ダイエットの結果が早く欲しいという気持ちが強すぎて、摂取するカロリーを減らし過ぎるのは、痩せにくくなるうえに健康を損なうので、絶対にやってはいけないことです。

摂取カロリーが少なすぎると、身体は飢餓状態だと判断します。
このままでは命が危ない。
そうなると、生命体の防御反応として代謝を落とすことで、その状態でも生きていけるよう適応しようとします。
いわば、省エネ運転モードに入るのです。
推定エネルギー必要量の式の、基礎代謝基準値が落ちると考えていただければよいかと思います。

【推定エネルギー必要量のおさらい】

推定エネルギー必要量(kcal/日)=
基礎代謝基準値(kcal/kg/日)×体重(kg)×身体活動レベル

基礎代謝基準値≒22
身体活動レベル Ⅰ=1.50 Ⅱ=1.75 Ⅲ=2.00
Ⅰ:生活の大部分が座位で、静的な活動が中心
Ⅱ:座位中心の仕事だが、職場内での移動や立位での作業、接客等、あるいは通勤、買い物、家事、軽いスポーツのいずれかを含む場合。
Ⅲ:移動や立位の多い仕事への従事者。あるいは、スポーツなどの余暇における活動的な運動習慣を持っている場合。

もちろんこの状態は健全な状態ではありません。
体中の機能が低下して、免疫力が落ちたり、集中力、判断力が落ち、うつ状態や摂食障害に陥りやすくなります。
体調も悪く、精神的に辛い状態が続きます。

また、身体が省エネモードに入っていますから、以前にも増して太りやすくなってしまいます。体調不良やストレスに耐えかねてダイエットを中断すると、以前よりも体重が増えてしまうのはこのためです。
健康を損ねたうえに、太りやすくなってしまっては、何のためにダイエットをしたかわからなくなってしまいます。
こういう状態にだけはなってほしくないのです。

推定エネルギー必要量は、摂取して良い上限の数値ではありません。
これはあくまでも必要量であって、目標とする値だと意識しておくことが大切なのです。

推定エネルギー必要量を使ってダイエットする際には、この数値ぴったりを目指して食事をしてほしいと思います。近ければ近いほどよいのです。
そうすることによって、ゲーム感覚でダイエットを楽しめるようになります。

a51d6ca0a4980ded04e73bc42973c210_s

ダイエットの目的は、健康的な生活習慣を身に付けて、健康的な身体を一生涯にわたりキープすることです。
時間はたっぷりあるのです。
結果を早く出すことは重要なことではありませんよね。
むしろ、身体が飢餓だと判断しないようにしっかりと食事をしたほうが、するすると体重が落ちてくれます。
このことは絶対に守って下さいね。