空腹と仲良くなる

私が提唱するダイエット方法は実にシンプル。
目標とする体重から、その体重になる推定エネルギー必要量を算出して、それを守る。
ただそれだけです。

もちろん栄養のバランスをとる必要はあるのですが、そのバランスのとり方もいたってシンプル。その全体的なイメージは、過去の記事「私が提唱するダイエットはこんなにシンプル」に書いたので、それを読んでいただければわかります。

これまでの太っていた生活に別れを告げて、スリムな生活を始めると空腹を感じることが多くなります。
人間の身体は、痩せることをなんとか阻止しようとします。
それは飢餓の兆候で、生命体としては避けなければいけない事態なのです。
したがって、身体が食べ物を要求するのです。
これは自然の摂理なので、しばらくはこの空腹と付き合わなければいけなくなります。

この空腹に対する対処の方法は色々あります。
私がお勧めするのは、「空腹と仲良くなる」という方法です。

そもそも、世の中に食べ物があふれている現代では、空腹を感じることがほとんどありません。
「小腹がすいたら○○!」などという食べ物のCMをよく見かけます。
鞄にいつも何かしら食べ物を持ち歩いている、という人も多いのではないでしょうか?

小腹がすいたくらいでなにかを食べていると、お腹の中には常に何かしらの食べ物が入っていることになります。
そうなると、消化器官は常に働いていることになり、休む暇がありません。
これでは、消化器官が疲弊してしまうリスクがあります。
現代人に消化器官の病気が多いのは、こういう事にも関係があるかもしれないのです。
空腹は消化器官を休ませるために必要な時間なのです。

また、消化器官は自律神経の副交感神経に支配されています。
消化器官が働かざるを得ない状況というのは、副交感神経が優位に立つ状況になります。
副交感神経は、リラックスの神経ですから、身体が弛緩して集中力が低下し、眠くなってきます。
食事をとると、リラックス出来る半面、眠くなってしまうのはこのためです。

お腹が空いている時は、交感神経が優位に立ちます。
集中力が増し、仕事の能率も上がります。
自分能力を最大限に発揮できるゴールデンタイムなのです。

そして、お腹がしっかり空いてから食事をとると、身体がとても喜んでいるのが解ります。
食事が本当に美味しいとと感じます。
食事が美味しいと幸せですし、自分が健康であると実感できる瞬間です。

こういう事が習慣になってくると、徐々に空腹に慣れてきます。
空腹が辛くなくなってくるのです。
どちらかというと心地よい感じになってきます。

このようにして空腹と仲良くなるのです。

さらに続けていると、空腹を感じなくなってきます。
きちんと推定エネルギー必要量を摂っているので、身体がその生活に順応してくるのです。
空腹感が辛いと思う時期は3週間程度です。

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考えてみれば、私たちのご先祖様は、いつもひもじい思いをしていたのです。
今のように食べ物が有り余るほどあったわけではありません。
お腹が空いているというのは、人間にとっては当たり前の事なのです。

皆さんも、子供の頃、「お腹が空いて死にそう~!」って思っていませんでしたか?
家に帰るや否や、「今日のご飯なに?」って聞いていませんでしたか?
お腹がペコペコ!って感覚をいつの間にか忘れてしまってはいませんか?

小腹がすいたくらいで何かを口入れていたら、こういう感覚を味わえません。
空腹を感じることが健康のバロメーターなのです。

お腹が空いたら、
「よし、ゴールデンタイムだ!」
「私は健康だ!」
「これで美味しいご飯が食べられるぞ!」
と心の中で叫んでみましょう!

これで、空腹と仲良くなれますよ。