イチロー選手の名言から考えたこと

6月15日に、米大リーグ、マーリンズのイチロー選手が日米通算ながら4257安打を記録して、これまでの世界記録だったピート・ローズ選手の4256安打を抜き世界記録を樹立しました。

イチロー選手はこれまでも、数々の名言を残していますが、その独特の言い回しもファンをつかむ要因だと思います。
世界に名を遺す人というのは、やはり、凡人ではないんだなと思わせるものが多いですね。

そんな彼の名言の中に、こんなものをみつけました。

気持ちが落ちてしまうと、それを肉体でカバーできませんが、その逆はいくらでもあります。

私は整体師をしています。
整体師になったきっかけは、人生に迷い、うつ病にかかったことでした。

もともとは、エンジニアとして会社勤めをしていました。
エンジニア時代は、発電所やプラントなどの騒音・振動対策のコンサルティングを行っていました。
今とは全く違う畑で働いていたのです。

うつ病になった時、私は最初から人生をやり直そうと思い、以前から興味があった健康に関する仕事に就こうと決意したのです。
以来、人の健康についてずっと考え続けてきました。

このような経験から、精神を病むということがどれほど辛いことで、人生にどれだけ大きな影響を及ぼすかということを肌で感じています。

人の健康を語るとき、身体の健康と心の健康を分けて考えることがありますが、多くの場合、この二つは切っても切れない関係で、どちらが大切だということは無いと思われています。
私も、ずっとそう思ってきたのですが、最近は違う考えを持っています。

心を病めば、たとえ身体に問題が無くても、経済的に問題が無くても、その人は幸せを感じることは出来ないでしょう。
しかし、心が健全ならば、たとえ身体に問題があっても、お金が無くても、幸せを感じることは出来るでしょう。

病気とは「気」を「病む」と書きます。
「気」を「心」「気持ち」と解釈すれば、心を病むことを「病気」と言うのだと思うのです。
逆に、身体が病んでも、不自由でも、心が健全ならばその人は健康であると言えるのではないでしょうか?

つまり、人の健康にとって、心の健康が一番大切なのだと思うのです。
心の健康が基礎にあって全体の健康を支えているようなイメージを、私は持っているのです。

それは、整体院にやってくるお客さんを見ていても感じることがあります。
「痛い痛い」と身体の痛みを訴えながらも、明るい表情で元気良く帰っていく人もいれば、痛みは楽になっても憂鬱そうな顔をして背中を丸めている人もいます。

やはり、心の問題を解決しなければ、本当の健康は得られないのだなあ、と思うのです。
私がカウンセリングを勉強してカウンセラーになったのも、そのことを強く思うようになったからです。

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身体からのアプローチだけでは片手落ちなのです。
心からのアプローチは避けて通れない。

心の健康がベースになって、身体の健康を支えているのだと思うのです。
冒頭のイチロー選手の言葉に触れて、改めてその思いを強くした次第です。

やはり、心の問題が大事なのです。
これからも、もっともっと、この問題に取り組んでいきたいと思います。