運動は意志力を強化する

このブログでは、意志力に関する記事をたびたび書いています。
目の前の誘惑に打ち勝ち、自分をコントロールして、健康や成功を手に入れるためには、意志力が必要です。その意志力を強化する方法として、「瞑想」や「呼吸を遅くする」方法が良いことをお伝えしてきました。

今日は三つめの「運動」です。

今日ご紹介するエピソードも、このブログで度々紹介しているケリー・マクゴニガル氏の著書「スタンフォードの自分を変える教室」の中で紹介されています。

オーストラリアのシドニーにあるマッコリ―大学の二人の研究者、心理学者のミーガン・オートンと生物学者のケン・チェンは、自己コントロールを向上させる実験を行いました。
その実験の内容は、男性6名、女性18名、年齢層は18歳から55歳の被験者に対してジムの会員証が無料で配布し、出来るだけ利用するように勧めたというものです。

 彼らはあまりジャンクフードを食べなくなり、もっと健康的なものを食べるようになりました。テレビを見る時間が減って勉強する時間が増えました。さらに、衝動買いが減って貯金が増えました。
参加者らは以前よりも感情をうまくコントロールできるようになりました。物事を先延ばしにすることも減り、約束の時間にも遅れないようになりました。

<中略>

参加者は運動以外の生活面も改善するように指示されたわけではありませんでしたが、運動プログラムのおかげで、これまでにはなかったような強さが生まれ、生活のあらゆる面において自制心を発揮できるようになったらしいのです。
エクササイズのこのような効果は、自己コントロールの研究者によって発見された「驚異の薬」と呼んでもよさそうなほどでした。特にエクササイズを始めたばかりの人たちには、効果てきめんでした。ランニングマシーンに15分乗るだけで欲求がおさまります。ダイエット中の参加者にチョコレートを勧めたり、喫煙者にタバコを勧めたりしても、あまり欲しがらなくなりました。
長期的なエクササイズの場合は、さらにすばらしい効果が現れました。日常生活のストレスが緩和されるだけではなく、プロザックのような抗うつ剤の代わりとしても効果が高かったのです。

このブログでも、過去の記事「運動は脳を鍛える」でも書きましたが、文字通り運動をすることによって脳が鍛えられ意志力が向上することが、この本の中にも示されています。

私は若いころから運動に親しみ、さまざまスポーツを体験してきました。
自分の経験から言っても、運動をするとストレスが解消され、生活全般に張りが生まれ、イキイキとしたものになっていくのが解ります。

整体師として日々、心身の不調を訴える人々と接していますが、そのほとんどの方が運動不足です。

運動さえしてくれれば、このうつうつとした日々から抜け出すことができるのに、どうしてやろうとしないのだろう。

そんな風に思うこともしばしばです。

週一回の運動でも構いません。一回15分でも構いません。
出来ることから始めてみてはいかがでしょうか?

いやむしろ、出来ることから始めなければ、そもそも続けることは出来ません。
いきなりハードルを上げ過ぎるのは良くありません。
運動というと、汗だくになってゼイゼイハアハアするまでやるものだと思っていませんか?
そこまでやる必要はありません。

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ウォーキング、ヨガ、ダンス、水泳、エアロビクス、サイクリング、ハイキング、ボルダリング、テニスをはじめとするその他の球技、何でも構いません。
自分が出来ることを、気持ちよい程度に続けることが大切なのです。

そして、昨日のブログ「サボってもいいからやめない」にも書きましたけれど、無理に続けようと思わずに、まさに「サボってもいいからやめない」と決めるのです。

私が苦しんだうつ病も、生活習慣病の温床の肥満にも、運動は効果絶大です。
なにせ、意志力が鍛えられるのですから、こんなに素晴らしいものはありません。

各界で活躍している忙しい人ほど、定期的に運動する人が多いのはこのためです。
彼らは、運動が「驚異の薬」であることを知っているのです。

さて、今日この記事をお読みになってどう思いましたか?
この記事をきっかけに、身体を動かしてみようかと思っていただけたら、そんなに嬉しいことはありません。