なぜ人は問題を先送りするのか

やらなければいけいなことが沢山あるのに、なかなか手を付けられずに、どうでもいいことに時間を費やしてしまう。
こんな経験はありませんか?

いつかダイエットしなくちゃと思いながら、なかなか実行に移せない。
将来の健康のために運動をしようと思いつつ、行動に移せない。
部屋を片付けようと思いながら、明日にしようと思ってしまう。

私は優柔不断で、なかなか実行に移せない人間なので、こういう事が良くあります。

この理由について、スタンフォード大学の健康心理学者、ケリー・マクゴニガル氏は、その著書の中で興味深いことを書いています。

 私たちは未来の自分の事をまるで別人のようにとらえています。すっかり理想化してしまい、いまの自分の手には負えないことでも、未来の自分なら出来るはずだと高をくくります。
そうやって、現在の自分が決めたことで未来の自分に重荷を負わせ、あとでつらい思いをすることもあります。たんに未来の自分の事をわかっていないせいもあるでしょう。未来の自分もいまの自分と同じようなことを考えたり感じたりするだろうとは思っていません。つまり、未来の自分を同じ自分だと思えないのです。

いまダイエットをしなければいけないと思いながらもなかなか実行に移せない自分。
でも、いつの日か、実行に移せる自分になれるはずだ。

運動をしなければいけないと思いつつ、なかなか出来ない自分。
でも未来の自分はそれが出来るようになっているはずだ。

そんな風に考えているのです。

その未来が、明日であっても、今日の自分には出来ないことが明日の自分なら出来ると思うのです。

確かに、いまの自分と未来の自分が同一人物であるという感覚は無いかもしれません。
そんな事を考えたこともなかったのですが、言われてみれば、私の中にも、未来の自分は今の自分に出来ないことが出来るようになっているという感覚があります。
そうして、未来の自分といまの自分が同一人物であるというリアリティがありません。

そこで私は、10年後の自分を想像してみました。
10年後の自分からいまの自分を振り返った時に、何か言いたいことは無いかと考えました。

すると、実は以前から、積立預金をしようかと考えていたことを思い出しました。
しかし、もう少しお金に余裕ができてからにしようかと思い、いつの間にか忘れてしまっていたのです。
でも、「もう少しお金に余裕ができる」のを待っていたのでは、それがいつになるかわかりません。
もしかしたら、ずっとそんな時は来ないのかもしれないのです。
そう考えて、さっそく銀行のサイトのアクセスして積立預金について調べてみたところ、サイト上で簡単手に手続きできることが解りましたので、その場で迷わず手続きを済ませました。

ちょうど2,3日前に、スマホに家計簿アプリをダウンロードして、お金の節約を考えていたところだったので、タイミングも良かったのだと思います。
10年後、20年後の自分のために、なるべく無駄遣いを減らして、少しでも残していけるようにしたいと思います。

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「未来の自分のためにいま何かできることは無いか」という発想になると、いま出来ることをどんどん片付けて行こうという気になります。
問題を先送りするということは、それだけ未来の自分に重荷を負わせることになるからです。

未来の自分はスーパーマンではありません。
いまの自分と同じように、日常に追われ、時には疲れ果てて、何もかもやる気がしないという日々を送っているかもしれません。
意志力もばっちりで、気力溢れ、イキイキと生活しているという保証はどこにもないのです。
そして、いま問題を先送りしているように、未来の自分も問題を先送りする可能性は高いのです。
そうなると、いつまでたっても問題を解決できません。

思い立ったが吉日
いつやるの?今でしょ!

という言葉があります(笑)
いま気になっていることがあったら、どんどんやってしまいましょう。
未来の自分が喜ぶと思いますよ。