断捨離は過去を捨てる行為

先日、お客様とこんな話をしました。

お客様が「うつ病の人はモノをため込んでいるというようなことをどこかで読みました。」と
私が、「断捨離って一時期はやりましたけど、モノを捨てる行為は、モノと一緒に過去を捨てる行為なんですよ。」と言いました。

「モノをため込むって事は、過去に引きずられるって事ですか?」
「そういう事ですね。人間歳をとると、どんどん過去が重くなっていって、それをどんどん捨てていかないと重くて身動きが取れなくなってしまいます。」

もう使わなくなったモノは、過去の象徴です。
使わなくなったものを捨てられないというのは、過去を捨てられないのと同じ。
いらなくなった過去はどんどん捨てていきましょう。
そうしないと、あたらしいものを取り入れることができません。

時間の経過とともに、人は変わっていきます。
いろいろな経験を積めば、考え方や思考が変化していくのは当たり前で、それがなければ成長していないのと同じです。

また、自分を取り巻く環境も、社会情勢もどんどん変化していきます。
その変化に合わせて、自分を変えていかなければ、取り残されてしまうでしょう。

その一方で、自分を変えていけない人たちというのが存在します。
自分を変えられないのは、変わることによって自分の過去を否定することになると思ってしまうのでしょう。
これまで自分がやってきたことを否定することが、耐えられないのです。

実は私も、過去を捨てることができない人でした。
自分が歩いている道が、自分の望んでいる道ではないことに早くから気が付いていたのですが、それ以前に自分が学んできたこと、歩いてきた道を捨ててしまうことができずに、道を変えることができなかったのです。
その結果、自分の人生に疑問を持ち、閉塞感にさいなまれ、うつ病を患い、変化をする時期が遅れてしまったのです。

その当時の自分は、将来に対してのビジョンは無く、過去に目が向いていたように思います。
将来を見据えていたのであれば、変化するなら早いほうが良いということは、すぐに解る事です。
しかし、過去にこだわっていると、変化していくことを躊躇してしまいます。
過去に対する執着を手放すことで、自由になれるのです。

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時代はどんどん変化しています。
時代遅れの価値観はどんどん捨ててしまったほうが良いのです。
時代遅れの洋服を大事に取っておいても、二度と着ることは無いように、時代遅れの価値観は使い物になりません。

過去を捨てると言っても、全てをきれいさっぱり捨てることは出来ません。
過去の出来事、経験は、すでに自分の血となり肉となり、自分の一部となっています。
そのようにして出来上がった自分で、今日からまたスタートを切るのです。

過去を捨てることができない人は、モノを捨ててみるのも良いかもしれません。
断捨離をすることで、過去きれいさっぱり捨てること出来るようになり、まるで重い鎖を断ち切ったように、身軽になることができるのです。

そうして、自分の視点を過去から未来へと切り替えるのです。

過去の出来事を変えることは出来ません。
今の自分を作ってくれた過去に感謝して、さっさと切り捨ててしまいましょう!