うつ病の最大の原因は睡眠不足だった

年々増えていくうつ病。
このブログを読んでいただいている方の中にも、うつ病でお困りの方もいらっしゃるでしょうし、ご家族やお知り合いにうつ病で困っている方がいる、という人も少なくないのではないでしょうか?
今や、珍しくなくなった感のあるうつ病ですが、どうしてこんなに増えてしまったのでしょうか?

いま、精神科医の井原裕(いはらひろし)氏の著書「うつの常識、じつは非常識」を読んでいます。

私は、都市生活がもたらしたうつを便宜的に「都市型うつ」とよんでいます。その本質は心身の疲弊であり、それをもたらしたのは睡眠の不足です。

井原氏は、獨協医科大学越谷病院こころの診療科教授で、薬に頼らない方針を打ち出している希少な大学病院精神科の教授です。
著者は、年々増えていくうつ病は、都市型の生活スタイルがもたらしたうつ病で、その本質は睡眠不足であると訴えています。

睡眠薬も抗うつ薬も「飲むな」とは申しません。しかし、飲むとしてもその目的は「7時間の睡眠を確保すること」です。「薬にうつを治させる」のではなく、「薬を介して睡眠をしてうつを治させる」ことが大切です。だから、薬の使用は「期間限定」であり、睡眠・覚醒リズムが安定してきたときに、その役目は終わります。
睡眠さえ確定出来れば、心身の疲弊は解消します。あとは、心身の活力の回復に足を引っ張る薬剤は、さっさと切ったほうがいいのです。薬を減らして、いっそのことやめてしまったほうが、よほどきれいに治ります。

現代の都市生活者は、コンビニエンスストアを皮切りに24時間営業の店が増え、インターネットが発達したこともあり、眠りにつく時間が年々遅くなっています。
ところが、仕事が始まる時間は変わらないため、必然的に睡眠時間が短くなっているのです。

情報量の増大、OA機器の発達によって、仕事の効率化が進み、生身の動物である人間にも、否応なしに処理スピードの効率化が求められています。
これにより、仕事上のストレスも増大しているのにも関わらず、睡眠時間が減っているのですから、うつ病が増えるのも無理はありません。

また、増大したストレスを解消するために、酒を飲んだり、ゲームをしたり、テレビを見たりして、さらに睡眠時間を削っているのですから、ストレス解消の方向性も間違えているのです。

テクノロジーは年々進化していきます。
そのスピードには目を見張るものがあります。

しかし、生身の人間のほうはそうはいきません。
私たちの身体は、いまだ狩猟採集生活をしていた頃と同じなのです。
日の出とともに起きて、日の入りとともに寝る。
そういう生活リズムが基本にあるのです。
そのリズムから大きく外れてしまうことが、体調を崩す大きな原因なのです。

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ビジネスの現場は、非常にシビアな競争社会です。
競争に勝つには、質の良い仕事をすることが求められます。
質の良い私語をするためには、ビジネスパーソンのコンディショニングはとても需要だと思うのです。
睡眠不足でボーっとした頭では、質の良い仕事をすることは出来ません。

睡眠時間の確保は、うつ病予防にも重要ですが、それ以前に、質の良い仕事をするためには必須のビジネススキルだと思うのです。

時間管理上の優先順位を見直してください。
睡眠時間の優先順位を上げてほしいのです。

まずは、睡眠時間を確保する。
それを確保するための、仕事のスケジュールを立てる。
それでもまだ時間があるならば、飲みに行ったり、遊びに行くのも良いでしょう。

要するに、睡眠時間の優先順位が低いのが問題なのです。

良い仕事をして、質の高い生活をするためには、まずは健康であること、良いコンディションを保つことが大切なのです。
そういう意識をもって、生活をしてほしいと思います。