不安に対処する方法

私のクライアントに、大学合格を目指す浪人生がいます。
彼は成績優秀にもかかわらず、昨年、高校3年時にいわゆる「受験うつ」に罹って、大学受験に失敗してしまいました。

今年は、去年のようなことにならないようにと、私の施術を定期的に受けています。

「受験うつ」にどうして私の整体がいいのか。
その理由を簡単に挙げておきます。

・勉強は脳を酷使します。脳の状態を常に良い状態にしておくために、脊柱と
頭蓋骨を調整します。
・肩こりや背中の感は睡眠の質を低下させます。睡眠の質は勉強の質に影響し
ます。
・睡眠や運動、食事、勉強方法など、生活習慣についてアドバイスをします。
勉強は長時間すればよいというものではなく、その質が問題だと認識しても
らいます。
・不安や様々な悩み事に対して、カウンセリングをすることで精神状態を安定
させます。
・志望校選択や進路についても、カウンセリングを行います。将来の目標が定
まれば、精神が安定し、勉強に集中できるようになります。

さて、この浪人生の話に戻りますが、私の所に来るたびに、「勉強に集中できない」と訴えてきました。
集中できない原因は「不安」にありました。
不安感が頭を支配していたのです。

毎回、施術の前に彼の不安感についてじっくりと話をしました。

不安に対処するには、まず、その不安がどんな不安なのかを具体的にしていきます。
いったい何を不安に思っているのかを明確にしていくのです。

次に、その不安なことが、どれくらいの確率で起こるかを考えます。
多くの場合、ほとんど起こる可能性のないことに不安を感じています。

さらに、もしその不安が的中したら、どう対処すればよいかを考えます。
対処方法を具体的に考えることで、実はたいしたことにはならないのだ、あるいは、対処可能なのだ、ということがわかります。

このようにして、不安をきちんと受け止めて、具体的に考えていくことで不安感が軽減されるのです。

彼にはその方法を学んでほしいと思っていました。

彼は毎回、さまざまな不安について話をしていきました。
ひとつの不安が解消されると、新たな不安が出てきます。
その不安に対して、一つ一つ丁寧に対応していきました。
4月から毎週、じっくりと話をしてきました。

そしてついに、先週のことです。

いつものように、
「何か不安なことは無いですか?」
と聞いてみたところ、
「不安がない状態が不安です。」
との答え。

高校2年生の頃からずっと不安を抱えてきたので、不安がない状態は久しぶりでなんだか落ち着かない。
こんなんでいいのかなって思う。
こういう状態が落ち着かないので、これまでは無理やり不安を作り出してきたのかもしれない。

そんな事を語ってくれました。

「それでも不安がないというのはいいものでしょう?」
と聞くと、
「はい。」
と言いながら、最高の笑顔を見せてくれました。

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不安というのは、生きて行くうえで、とても大切なものです。
不安を感じることが悪いのではありません。

生きていくためには、危険を回避することは必要です。
危険を察知するためには不安という感覚はともて大切なものなのです。

問題は、その危険度がどれくらいで、どのようにして対処すればよいかという、具体的な考察が出来るかどうかなのです。
これができなければ、とんでもない危険が目の前に迫っていても、対処できなければ命を落としかねません。

あなたの不安は何ですか。
それは対処できないような問題なのでしょうか。

具体的に考えてみることをお勧めします。