スタイリッシュエイジングを考える

うつ病になって会社を辞めて、整体師を目指した時から16年の歳月が流れました。
うつ病になったことで、自分の人生を振り返り、人間の人生というものについてずっと考えてきました。
当然のことながら、人々の健康についてもずっと考えてきました。

仕事がら、健康のため、病気の予防のために、運動をしたほうが良いですよ、とアドバイスをすることがあります。
しかし、「健康のため、予防のため」という動機で運動を続けるのは、よっぽど意志力が強くなければ難しいと思っています。
運動自体に楽しみを感じたり、気持ちよさを感じたりしなければ、モチベーションが継続できないと思っています。

私は、細々とながらも、ランニングを5年くらい続けています。
それは、ランニング自体に気持ちよさを感じているから、レースに出得ることが楽しいから、仲間との交流が楽しいから続いているのです。
つまり、ランニングをすることによって得られるものがあるから、それがモチベーションとなって続いています。
楽しくなければ、続けることは難しいのです。

つまり、「マイナスを防ぐため」ではなく、「プラスを得るため」という動機のほうが、継続しやすいと思っています。

整体師として、多くのお客様と接していて感るのは、
「歳をとって体が衰えていくことを受け入れることができずに苦しい思いをしている人。」
「歳をとって身体が衰えていくことを恐れて不安な思いを抱いている人。」
そういう人がとても多いということです。
こういう人は、歳を重ねて自分が衰えていくことを受け入れることができていない人たちです。
つまり、歳を重ねることに対して、マイナスのイメージ、将来がしぼんでいくようなイメージをもっているのです。

歳を重ねるごとに、人間の身体は衰えていきます。
これは自然の摂理で、抗うことは出来ません。
どこかで受け入れて生きていくしかありません。
それは事実です。

日本には、「老後」「隠居」「余生」という言葉があります。
これらの言葉には前向きなエネルギーを感じません。
少しずつ衰えて、やがて死に向かうイメージです。

「ピンピンコロリ」という言葉もあります。
前半の「ピンピン」は良いとしても、後半の「コロリ」は死をイメージしています。

これらの言葉には、プラスのイメージを感じることができません。
これではモチベーションを維持できないと思うのです。

整体師として多くの人の身体を触っていて感じることは、個人差がとても大きいということです。
同じ70歳の方でも、若々しい体をしている方もいれば、そうでない方もいる。
人によって、歳のとり方は違うのです。
同じように年を取るということはありません。

自分の年齢なんて忘れてしまっているかのようにアクティブな方もいる一方で、「もう歳だから」と、自分からその歳相応になっていこうとする方もいる。
これはとてももったいないことだと思っています。
それを防ぐには、日本的な「老後」「隠居」「ピンピンコロリ」などの言葉に代わる、もっと前向きな言葉が必要なのではないかと、漠然とながら思っていました

そんな時に、「スタイリッシュエイジング」という言葉に出会ったのです。

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スタイリッシュに、かっこよく、美しく歳を重ねる。
そういう人生を歩くんだ。
そう考えると、一気に前向きに考えることができるようになりますよね。

これならば、「スタイリッシュでいるために運動をしよう!」というプラスのモチベーションが生まれると思うのです。

スタイリッシュエイジングという言葉から連想される高齢者の姿は、外見的にカッコいいというだけではなく、生き方自体、あり方自体がカッコいい人だと思います。
そうして、若者からああいいう人になりたいと、目標とされるような人であると思うのです。

これから、高齢者がますます町に増える時代になります。
若い人たちに、ああいう歳のとり方がしたいという、お手本になるような人が増えることで、ともすれば社会のエネルギーが低下しがちな高齢化社会を、明るいものとすることができるのではないかと考えています。
この言葉を広めることが、今後の社会を明るくすることにつながる社会運動なんだと思っています。

今後も、この話題について、どんどん発信していきたいと思います!