自信がないってもったいない

私は自分で店を出して独立してから今年で13年目になります。
この13年間でのうちには、たくさんの印象深いお客様に出会ってきました。

ある時、30代前半の美しい女性がやってきました。
若い頃は、展示会などのコンパニオン、私の店に来た頃は、どこかの企業の受付をしているとのこと。
たしかに、そういう華やかな雰囲気を持っている人でした。

その方は腰痛に悩んでいました。
普段は会社のそばの治療院を転々としているそうで、それでもしばらくすると痛くなるとのこと。
そこで、家のそばの私の整体院にも来てみた、というのです。

その時、私はいつも通りの施術をしました。
その方は、気持ちよかったと言って帰っていきました。
しかし、そのお客様はその一回だけで、その後通ってくるということはありませんでした。

それからちょうど一年後、再びそのお客様がやってきました。
その時に彼女がこんな話をしてくれました。

「先生、私、この一年間、どこにも(どの治療院にも)行っていないんですよ。
あんなに頻繁に腰が痛くなってあちこち行っていたのに、一年も行っていないなんて自分でも信じられません。
私、本当にいろんなところに行ったんですよ。
芸能人が通っているという評判の、一回2万円の所にも行きました。
でもね、私が行ったなかで、先生が一番うまかったです。」

この話を聞いたいときは、本当にうれしかったですね。
そのことをわざわざ言いに来てくれたことに、本当に感謝しました。

その話を聞いて、私がどんなことを思ったか。
「そうか、私もやりようによっては、一回2万円で出来るということだな。」
と。

しかし、なぜか「でも、私にはできないな。」と思ってしまったのです。

なぜできないと思ったか。
それが良くわからないのです。

もちろん、色々なことを考えたのだと思います。

「これまでのお客様は来なくなるだろうなあ。」
「ここ、東大和では無理だよなあ。」
「集客方法が良くわからないなあ。」
「自分にそんなことが出来る自信がない。」

というようなことが、頭の中を一瞬でかけめぐり、反射的に「私には出来ないな。」という判断を下したのだと思います。
要するに、反射的に「出来ない理由」が頭に浮かんだということです。

その根底にあったのは、「自信の無さ」です。
私には若い頃から「自信の無さ」がつきまとっています。

冷静に振り返れば、学生時代にも、サラリーマン時代にも、この女性のように私を高く評価してくれる人は沢山いました。
それでも「自信がない」という問題が常につきまといました。

これは、小さな子供のころに自分が選択してしまった自己イメージなのだろうと思います。
そして、そのイメージにはおそらく根拠がないのです。

私がもし「自信がない」という自己イメージを持っていなければ、今頃は都心に店を出して、一回2万円で施術をしているかもしれません(笑)
まあ、本当にそうしたかどうかはわかりませんが、少なくとも、その可能性をもっと具体的に検討したんじゃないかと思います。

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私のように、「自信がない」という問題を抱える人は沢山いるのではないでしょうか。
それは本当にもったいないことだなあ、と思うのです。
精神的な問題を抱え込みやすくなりますし、人生を大きく変えてしまいます。

客観的に評価してくれる、他人の評価を信じましょう。
なぜなら、自分の価値を決めるのはいつでも他人だからです。
あなたに仕事を依頼する人、お金を払う人は、みんな他人です。
あなたの仕事、あなたの収入を決めるのは、会社であり、上司であり、お客様であり、すべて他人なのです。

高く評価されることがあったら、それを素直に受け取って、自分には価値があるんだと思いましょう。
「自信がない」という思いが頭をもたげてきたら、自分を高く評価してくれた人のことを思い出しましょう。
「自分には価値がある。能力がある。」と自己暗示を掛けましょう。

この問題は、人生を左右する重大な問題です。
私も常に、この問題を向き合っています。
あきらめずに、この問題を克服しましょう!