自分の身体に投資しよう!

人は、生まれてから死ぬまで、その身体を使い続けなければいけません。
これは当たり前のことなのですが、元気なうちはそのことをあまり深く考えないですね。

しかし、これは厳然とした事実で、どんなにお金持ちになっても、どんな権力者でも、この事実を変えることはできないのです。

どんなにボロボロの身体になっても、その身体から抜け出すことはできないし、新しいものと交換することはできません。
歳を重ねれば、身体はどんどん衰えてくる、この事実も変えることはできません。

しかし、きちんと手をかけて、メンテナンスをして、労わって、可愛がってあげれば、良い状態をより長い期間にわたってキープすることはできます。
車だって、きちんと手を掛けてあげれば、長い間走ってくれるのと同じです。
しかし、車は買い替えることが出来ますが、身体は買い替えることが出来ないわけですから、車よりももっと、メンテナンスに気を使う必要があるはずです。

ところが、日本には健康保険制度が充実しているせいか、「予防」に対する意識が低いように思います。
病気になったら病院に行けば、今はいい治療法もあるし、いい薬もあるから何とかなるだろう、と考えている方も多いように思います。

現実には、いい薬を飲んでも、最新の治療法でもどうにもならない病気はたくさん存在します。
そんな病気でも、予防に力を入れることで、病気になる確率をグンと減らせるものも少なくありません。

糖尿病や脳血管障害などは、その典型と言っても良いでしょう。

昨日、NHK NEWS WEBが配信したニュースに、平成27年度に、国民が病気の治療などにかかった費用が、過去最高を記録した。というものがありました。

厚生労働省のまとめによりますと、昨年度・平成27年度の医療費は今の形で統計を取り始めて以来、初めて40兆円を超えて、概算で41兆4627億円でした。これは、前の年度と比べて1兆5100億円、率にして3.8%増え、増加額としては最大の伸びで、医療費は、平成15年度以降、13年連続で過去最高を更新しました。

国民1人当たりの医療費は、75歳未満では22万円、75歳以上では94万8000円で、全体の平均は前の年度より1万2000円増えて32万7000円でした。

医療費の内訳を、診療の種類別で見ると、入院が16兆4000億円、通院が14兆2000億円、歯科が2兆8000億円、調剤が7兆9000億円となっています。

国民一人当たり、全体の平均で32万7000円の医療費を使っている。
75歳以上では、94万80000円というのは驚きですね。
健康保険制度のおかげで、個人が払っている金額はもっとずっと少ないのですが、これは誰かが払っているわけです。
健康保険料を納めているほかの人や国(税金)が払ってくれているわけで、間接的に私たちがみんなで払っていることになります。

このまま高齢化が進むと、この医療保険制度自体が立ち行かなくなる恐れが出てきます。
あるいは、保険料が上がっていくことも考えられます。
これは、大変な問題だと思います。

病気になったら病院に行けば治してくれる。

そいういう安易な考えが、こういう結果を生んでいるのではないかと思います。

まずは、予防に力を入れましょう。
お金の問題だけではなく、生活の質の面から見ても、健康でいるか、病気と闘わざるを得ない状態なのか、その違いは天と地ほどの差があります。
それは火を見るよりも明らかです。

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自分の身体を労わることは、将来への投資と同じです。

病気になって仕事が出来なくなる。
治療費をたくさん払わなければいけなくなる。

健康なら、いくつになっても働くことが出来ます。
働くことが出来れば、収入を確保できます。

出来るだけ長い期間、健康でいるために、今の身体に投資をしましょう!
それが自分のためでもあるし、家族のためでもあるし、社会のためにもなるのです。

目の前の一時的な楽しみのために、将来のリスクを取るようなことをしないでください。
なによりも、かけがえのない自分のために、身体を大切に扱ってください。