カウンセリングを受けてみませんか?

昨日は、産業カウンセラー養成講座時代の仲間と、久しぶりに会って飲みました。
産業カウンセラー養成講座では、約100時間の実習を行います。
カウンセリングの基本的なテクニックを学んだあとに、実際にクライアント役とカウンセラー役になって話をするのです。
クライアント役になると、実際に自分の抱えている問題について話すわけですから、自分をさらけ出すことになります。
そんな事を100時間もやった仲間なので、年齢も性別もバラバラなのに、なんだか安心感があります。

私は、その養成講座を受けるまで、カウンセリングというものを受けたことがありませんでした。
自分の中で悶々と自問自答を繰り返し、自分の中に気付きが降りてくるまでに、相当な時間を費やしてきたと思います。
怒りや不安、孤独や焦りなど、さまざまなマイナスの感情を、どう処理をしてよいかわからないことも沢山ありました。

しかし、カウンセリングを学ぶ過程で沢山のカウンセリングを実際に受けることで、心の安定も広い視野も、自分の考えの矛盾にも気が付くことが出来ました。
カウンセリングを受けることで、問題解決までの時間を短縮することが出来ることを知りました。

自分の頭のなかは、整理できていない部屋のようなものです。
雑然としていて、何がどこにあるのかよくわからない。
次から次へと、色々な思いや考えが浮かんでは消え、自分でも全体像がつかめません。

また、考え方に癖があったり、飛躍があったり、思い込みや偏見があったりしても、自分ではそこに気づきにくい。
自分の視点からだけでは見えないところに、重要なカギが転がっていることもあります。

カウンセリングにはテクニックがあります。
ただの会話とは違います。

最初は、頭のなかの整理と同時に、心の中に渦を巻いている感情を吐き出してもらいます。
感情を吐き出すだけでも、気持ちがすっきりとして、心が軽くなります。
これだけで、少し冷静になれるので、問題の解決方法に気が付くことがあります。

他人であるカウンセラーに自分の気持ちを理解してもらうために、クライアントは自分の抱えている問題について説明しなければならくなります。
説明するには、自分の問題を言葉で表現しなければいけません。
なんとなく渦巻いている感情に言葉を与えることで、理論的に考えることが出来るようになります。

カウンセラーは、クライアントの問題を理解しなければいけませんので、理解できないことは質問しなければいけません。
この質問は、クライアントの盲点をついていたり、理論的な矛盾を指摘することになります。

そうして、カウンセラーは理解した問題を整理して、「こう理解したんですが、これでいいですか?」とクライアントに提示します。
それを受けて、違和感を感じれば、「いやー。そうじゃなんですよね~」と再び自分の向き合うことになりますが、それがぴったりと合っている時には、自分の頭の中が整理できることになるのです。

頭の中が整理されることで、自然と解決策がひらめくことがあります。
感情にフォーカスしているので、自分の心にストンと落ちる解決策が見つかります。

見つかった解決策が、クライアントが1人で実行可能な場合はそこでカウンセリングは終了です。
しかし、一人で実行するには心理的な負荷がかかって困難な場合には、その支援もカウンセラーの仕事です。
不安や恐れなどの感情をうまく処理をしながら、クライアントの問題解決を支援していきます。

このように、一人で悶々としているよりも、ずっと早い時間で問題を解決することができます。
しかも、自分の気持ちにストンと落ちる解決策を探るので、カウンセラーの考えを押し付けるわけではありません。
それがカウンセリングなのです。

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あなたが、長い間、困っていることや悩んでいることがあるのであれば、カウンセラーに相談してみるのも一つの手です。
もちろん、カウンセラーも人間なので、相性があると思います。
もし、相性の合うカウンセラーに出会うことができれば、それはあなたの財産になります。
あなたの問題をともに考える、もう一つの頭脳、もう一つの視点を持つことが出来るからです。

昨日、産業カウンセラー養成講座時代の仲間と会って、講座を受ける以前の自分の事を思い出しています。
それまでの自分は、まさに我流でお客様と会話をしていたんだなあ、と思います。
我流ですから、その会話でお客様の問題を効率よく理解して、解決することが出来なかったなあと思い出しています。

もちろん、まだまだ足りないなあと思うこともあります。
これからも研鑽を積んで、効率よく問題を解決できるようになりたいと思います。
なにごともそうですが、一生勉強ですね。