姿勢を正そう!

ココロとカラダは密接につながっています。
ココロの状態はカラダに出ます。

気持ちが落ち込むと、姿勢が悪くなります。
骨盤が後ろに倒れて、背中が丸くなり、肩と頭が前に出ます。
視線は下を向き、いわゆる、うなだれてしまいます。
「肩を落とす」、「うなだれる」などは、気持ちが落ち込んだ状態を表す言葉です。

多くの場合、ココロの状態がカラダに現れるのですが、その逆、カラダの状態がココロに影響を与える事も事実です。
落ち込んでいる人に、「胸を張れ!」「顔を上げろ!」「前を向いていこう!」と発破をかけるのはそのためです。

姿勢を変えることで、気分が変わることがわかっているからです。

ココロの中身は外からうかがい知ることはできませんが、姿勢は外から見ることが出来ます。
自信がない人は、「小さく」なっています。
これは、背筋を丸め、肩をすぼめている状態です。

一方で、自信のある人は、背筋を伸ばして「胸を張って」います。
姿勢が良い人に対しては、自信がある、一本筋が通っている、信頼できる、という印象を持ちます。
このことは、あらゆる人間関係の場において、良い効果をもたらします。

自分自身のココロのありようをコントロールするにも、他人に対して自分の印象をコントロールするにも、姿勢を正すという事はとても重要な事なのです。

さらに、老化を防ぐという観点からも、とても大切な事なのです。
老化は、筋力の低下から始まります。
とくに、姿勢を保つための筋力が低下することが問題です。

姿勢を保つ筋力が低下することで、関節にかかる負担が増えます。
これにより、関節痛や骨の変形が起こってきます。
普段から姿勢を気にして、良い姿勢を保つことを習慣にすることで、老化を防ぐことが出来るのです。

整体師の視点から言っても、姿勢を正すという事は、とてもたくさんのメリットがあるという事がわかります。

では、良い姿勢というのは、どういうものなのでしょうか。
多くの人は、良い姿勢というと、小学生の時の「きをつけ!」の姿勢だと思っています。
しかし、この姿勢は、背中の筋肉の力で背筋を伸ばしているので、とても疲れます。
この姿勢を長時間保つことは不可能です。
これは、決して良い姿勢であるとは言えません。

整体師の私が考える良い姿勢とは、背骨の一つ一つが積み木のように積み上げられ、その一番上に頭をそーっと乗せた姿勢です。
カラダが積み木のようにバランスよく積みあがっていますので、姿勢を保つための筋力を最小限に抑えることが出来ます。
これによって、効率よく体を支えられるのです。

人間の背骨は、腰部が軽く前に出ています。これを前湾と言います。
腰部が前湾すると、胸部(背部)は後湾、そして頚部(首)は前湾をして、前後に波を打っているようになっています。
この自然なカーブがあることで、しなやかに、そして強く、身体を支えることが出来るのです。
この自然なカーブを意識することで、カラダを積み木のように積み上げることが可能になります。

そのためには、腰部の前湾が重要になります。
腰部の前湾を保つためには、骨盤が後ろに倒れないようすることが大切です。
骨盤が後ろに倒れることで、腰部の前湾が消失し、背骨の自然なカーブが失われ、頭が前に出てしまうのです。

骨盤を後ろではなく、前に倒そうとすることで、自然に胸が開き、頭を後ろに持ってくることが出来るようになります。

この姿勢をとることが出来るようになると、身体から余計な力を抜いても姿勢を維持できるようになります。
カラダに力みがないので、ココロも落ち着いて、比較的長時間でも、この姿勢を保つことが出来るのです。

座禅の姿勢などは、まさにこの姿勢なのです。

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整体院にやってくるお客様で、姿勢が悪いことを気にしている方はたくさんいます。
しかし、良い姿勢をどうやって作るかという事を知らないだけの方も多いです。

これは単なるスキルの問題です。
出来るか出来ないか、もっと言うと、知っているか知らないかだけの問題です。

姿勢を正すことで、ココロをシャキッとさせて、自信を持つことが出来て、人から信頼されて、痛みを予防できて、老化を防ぐことが出来るのです。
姿勢を正すだけですから、こんなに簡単なことはありませんよね。

こんなに素晴らしい姿勢の力。
凄いと思いませんか?