社会に貢献することが幸福をもたらす

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私は整体師として、カウンセラーとして、沢山の人たちの悩みを聞いてきました。
人は、実にいろいろなことで悩み体調を崩すのですが、その中でも、人間の根源的な悩みではないか、と思うものがあります。

「自分は社会に求められていないのではないか。」、「自分に価値を見出せない。」という悩みです。

たとえば、子育て真っ最中のおかあさん。
毎日、朝から晩まで赤ちゃんの世話ばかり。
人と話すこともなく、仕事もせず、ただ、自分の子供の世話をするだけの生活。
社会から忘れ去れてしまっているような感覚にとらわれている方。

また、定年退職をした元サラリーマン。
サラリーマン時代は、悠々自適、趣味三昧の生活にあこがれていたのに、その生活にはすぐに飽きてしまった。
もっと情熱をかたむけられるものがほしい、社会に対して役に立っているという感覚がほしい。

こういう悩みを持っている人も少なくありません。

アメリカの心理学者、アブラハム・マズローが唱えた「欲求の階層理論」によると、人の欲求はピラミッドのように階層構造になっていて、基本的な低位の欲求が満たされると、次の欲求が出てくるとしています。
その階層が5段階(彼は晩年、6段階めがあるとしています。)あるとしています。

第一層(生理的欲求)は、生きていくための基本的欲求で、「食べたい」、「寝たい」などがそれにあたります。
第二層(安全欲求)は、安全な生活がしたいという欲求で、雨風がしのげる安全な環境、病気の心配のない状態を欲するということです。
第三層(社会的欲求)は、社会に帰属したい、仲間がほしい、などの欲求です。
第四層(尊厳欲求)は、他者から認められたい、尊敬されたい、という欲求です。
第五層(自己実現欲求)は、自己の望むような自分になりたい、生きがいをもってイキイキと生きていきたいという欲求です。

前出の二つの例では、安全欲求は満たされていますが、社会的欲求や尊厳欲求が満たされていない状態です。

今の日本において、安全欲求が満たされていない人は稀ですが(最近は貧困問題などが増えてきて、まれではなくなっているのかもしれません)、引きこもりや独居老人の問題など、社会的欲求が満たされていない人が増えてきています。

この社会的欲求が満たされないことで、孤独感さいなまれたり、自己効力感を感じることが出来ずに、生きる希望を失い、うつ病を発症することも少なくありません。

人間は社会的動物です。
社会の一員である、と感じることが出来るというのは、人間にとって根源的な欲求だと言っても良いのかもしれません。

今後、超高齢化社会がやってきて、この問題も大きくなっていくと予想されます。
自分が将来、こういう悩みを抱えないようにするには、社会と積極的にかかわろうとする姿勢が必要です。

そのためには、まず健康であること。
他者のために働くことが出来る身体を維持して、さらに仲間を作ることが大切です。

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私は、スタイリッシュエイジング・クラブというコミュニティを立ち上げる準備をしています。
スタイリッシュに歳を重ねようとする人たちのコミュニティで、いつまでも健康であり、社会に貢献していこうという集団です。

いくつになっても、社会貢献をしたいと思いませんか。
私と一緒に、この問題を解決していきましょう!