心身ともにしっかりと休ませよう

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日本人は休むことが下手な人が多いですね。
休養を取るということは、怠けている訳ではありません。

もちろん、休養だと言いながら怠けている人もいることは間違いないので、そういう人と一緒にされてしまう可能性がある、という問題はありますが。

いい仕事をしよう、いい人生を歩こうと思えば、しっかりと心身を休めることは必要な事なのです。

機械だって、定期的にメンテナンスをしなければ壊れてしまいます。
ましてや、生身の身体の人間は、必ず休養を取らなければいけません。

最近では、さすがに「休養は必要ない無駄なものである」と思っている方は少ないと思います。
しかし、ブラック企業やワーキングプアなどの問題が話題になることが多いですし、日本人の睡眠時間が減少傾向にあることも問題視されています。
最終電車は相変わらず混雑していて、そんな時間まで活動している人が沢山いるということに驚きを隠せません。

もともと人間は昼行性の動物です。
それは、視覚が発達していることから、疑いようのない事実であると言えます。
明るい時間帯に活動しているから、視覚からの情報収集がメインになっているのです。

夜行性の動物や、暗い所に生息している動物は、視覚が退化しています。
色を認識できなかったり、そもそも、目が見えなかったりします。
その代わりに、耳や鼻などの感覚受容器が発達しているのです。

したがって、日の出とともに起き出して、日の入りとともに寝るというのが、人間にとって最も良い生活パターンと言えます。

エジソンが電球を発明する以前は、夜になると明かりがなくなってしまって、ほとんどの人は活動が出来ませんでした。
活動が出来ないのですから、寝るしかなかったはずなのです。

ところが、現代の、特に都市部においては、24時間営業の店が増え、インターネットの世界では24時間つながることが出来るので、深夜になってもやることが沢山あります。
24時間営業のお店や、24時間操業の工場などが増えて、昼間活動して、夜間に寝る、というパターン以外の生活をする人が増えました。
このことも、現代人の健康不安に大きく影響しています。

どうしても24時間働かなければけない仕事もあります。
警察や消防、病院などは、いつでも動ける体制になっていなければいけません。
しかし、24時間体制を取らなくても良い仕事も沢山ありますよ。
そういう仕事は、どんどん減らしていって良いのではないでしょうか。

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長時間労働は短時間睡眠に繋がります。
短時間睡眠では、脳の活動が抑制され、自分の持てる能力を発揮できません。

また、昼夜逆転の生活も、自然なリズムとは言えません。
そのような生活環境では、健康を損なってしまっても不思議ではありませんね。

健康という側面から見れば、休養はとても大切な要素です。
そこをないがしろにして、健康を守ることはできません。

人生はマラソンと同じです。
無理をしてペースを上げれば、後で必ずつけが回ってきます。
いい人生を歩むには、ペース配分が大切なのです。
休養をきちんととるということは、ペース配分を考えながら走るのと同じなのです。

しっかりと休養を取って、いい人生を歩きましょう!