死ぬときに後悔する10のこと

もうずいぶんと前のことになりますが、ある一冊の本を手にしました。
その本は、終末期医療の医師である大津秀一氏が、沢山の人の最後を見届ける中で聞いた、沢山の後悔のうち代表的なものを挙げた本です。

人は死ぬときに、どんな後悔をするのだろう。
その後悔を知ることで、人生で大切なことをは何かを知る。

この本は、7年間に出版され、当時とても話題になりました。

私がまだ中学生くらいのころ、映画「野生の証明」が公開になりました。
そうして、連日テレビでCMが流れていました。
映画「野生の証明」の主題歌である「戦士の休息」のあるフレーズが、私の記憶に刷り込まれました。

「笑って 死ねる人生 それさえあればいい」

ユーチューブから

それ以来、自分が死ぬときは「俺の人生はなかなかいいものだった」と思いながら死にたいと思うようになりました。

そういう思いがいつの間にか、自分の中では、いい人生とは「失敗しない人生」になっていました。
失敗しない人生は、冒険をしない、チャレンジしない人生です。
気が付くと、自分の夢や欲望を押さえつける、窮屈な人生を歩いていました。
そのことで悩み、ストレスを解消できずに、うつ病になったんだと思います。

うつ病になっていろいろと悩んだ末に、「笑って死ねる人生とは、失敗しない人生じゃなくて、後悔しない人生なんじゃないか」と気が付いたのです。

そんな思いもあって、人は死ぬ間際にどんな後悔をするのか、そこを知っておくことで、自分の生き方の指針になるのではないかと思い、この本を手に取ったのを思い出します。

この本、「死ぬときに後悔すること25」(大津秀一著)には、タイトル通り25個の後悔と、そのエピソードが乗っています。
どのエピソードも涙なしには読めない、人生のドラマが詰まっています。

その25個のうち、私が独断で抜き出したものを10個だけ挙げておきます。
すべてを知りたい方は、ぜひ、本書を手に取ってご覧ください。

1、健康を大切にしなかったこと
2、タバコをやめなかったこと
3、治療の意味を見失ってしまたこと
4、自分のやりたいことをやらなかったこと
5、夢をかなえられなかったこと
6、感情に振り回された一生を過ごしたこと
7、他人に優しくしなかったこと
8、美味しいものを食べておかなかったこと
9、仕事ばかりで趣味に時間を割かなかったこと
10、愛する人に「ありがとう」と伝えなかったこと

充実した人生を歩むには、自分が死ぬ時のことを考えるとよい。
自分の葬式を想像して、どんな葬式であってほしいかを考えて見るというワークを提唱している人もいます。

人はつい目の前にあることにばかり気を取られてしまい、長期的な視野に立つことを忘れてしまいがちです。
時には自分の人生を俯瞰してい見るのもいいかもしれません。
人生を俯瞰してみるために、自分が死ぬ時のことを想像してみるのは、悪いことではないと思います。俯瞰してみることで、今の自分がどのような位置にいるのかを把握できるようになるからです。

自分が死ぬときに、今の自分に対して言いたいことがあるかもしれません。
あの時どうして、あんなことをしたんだろう。
あの時、もうちょっと勇気を出していれば、もっと違う人生だったのに。

そんな風に、未来の自分が思うかもしれません。

もしかしたら、
「おい、今の自分よ、やりたいことがあるのなら今しかできないんだぞ!」
そんな風に、言うかもしれません。

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自分が死ぬ時のことを考えるなんて、気持ちの良いことではないと思うかもしれません。
しかし、そこから多くの気づきを得ることが出来ると思います。

だからこそ、この本はとても話題になり、多くの人が買い求めたのだと思います。

あなたはどんな人生なら、笑って死ねるでしょうか。
一度考えてみるといいかもしれません。