理想的な家族は存在しえない

昨日は、カウンセリングの勉強に行ってきました。
テーマは「人の発達と家庭の機能」。

人間が生まれてから最初に経験する社会が家族です。
何の情報も持たず、まっさらの状態で生まれてくる赤ちゃんに、最初の色を付けて行くのが他ならない家族なのです。
もちろん、遺伝的な気質というのがあるので、全くまっさらというわけではありませんが、後天的に習得してくいことがとても多い人間という動物にとって、家族はとても重要な存在です。

しかし、この世に完璧な人などいないし、子供を授かったころの両親はまだ若く、未熟な部分をたくさん抱えています。
子育てを通じて、さまざまな問題の直面して、それを乗り越えていくことによって、両親もまた成長していきます。

さらに、家族は、その時代背景、社会背景の影響を色濃く受けることになります。
それもまた、避けることはできません。

昨日の勉強会で使用した資料の中に、こんな記述がありました。

 一口に、家族ないしは家族のあり方といっても、家族はけっして静止したものではなく、絶えず変化し、流動しているものである。家族は絶えず創られ、再生産されている歴史的な存在である。家族の構成員はそれぞれ、一方では生物学的・遺伝的に規定され、他方では心理学的な絆で結びつき、政治・経済・文化の影響を受ける。すべての点からみて、理想的な家族は存在しえようはずがなく、その理想像も時代により、場所により変化する。
「家族とは、家庭とは 家族と精神医学」より

私がかつてうつ病に陥った背景にも、家族の問題がありました。
私の家族は、はたから見ればなんの問題もない、むしろ理想に近い家族だったかもしれません。
しかし、実際には大きな問題を抱えていたのです。

昨日の講義は、私にとっては辛い過去のことと向き合う結果となり、苦しい講義になりました。
もちろん、私の中ではすでに解決済みの問題なので、現在もそのことで苦しんでいるわけではないのですが、苦しかった時のことを思い出すと今でも胸が締め付けられます。

家族というのは、閉鎖的な社会なので、問題が存在していても、外からは見ることが出来ないことも少なくありません。
むしろ、何も問題を抱えていない家族がどれだけあるのか。
おそらくは、そんな家族などないのかもしれません。

しかし、というか、そんなわけで、家族に起因する問題で悩んでいる人は沢山います。
むしろ、多くの人間の悩みの背景には、家族の問題が潜んでいる可能性があります。

私はあらためて、この問題で苦しんでいる人の力になりたいと思いました。

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これまで私は、整体師に軸足を置いてきましたが、これからは、カウンセラーおよびコーチに軸足を移していこうと思っています。
なぜなら、人の健康は精神面の健康がベースになっていると思っているからです。
精神がベースにあって、その上に身体がのっているというイメージです。

今後も人の健康について考え続けていきたいと思います!