こんにちは。
ココロとカラダの整体師 渕脇です。
昨日、クライアントさんと話していて思い出したことがあったのでシェアします。
本当の邪魔者は自分だった
そのクライアントさん、受験生なんです。
去年、受験うつになってしまって、大学受験に失敗。
今年は、予備校に通いながら勉強しています。
その方の悩みは、集中できないこと。
4月ぐらいから、毎週通ってきているんですけれど、次から次へといろいろな問題が彼をおそいます。
第三者から見れば、とても些細な事なのですが、彼にとっては集中力を奪うには十分すぎる問題なのです。
昨日のセッションの中で、去年は勉強の邪魔をされて受験うつになって失敗したので、今年は絶対に失敗したくないという気持ちが強く、ちょっとした邪魔者が入ってもそれがとても気になってしまう。
という話をしてくれました。
なるほど、そういう感覚なのか~。
ちょっとした邪魔者でも、自分の中で勝手に大きな問題にしてしまっている。
自分の頭の中で、その邪魔を勝手に増幅しているのです。
ということは、本当の邪魔者は、実は自分だったということです。
「『羹(あつもの)に懲りてなますを吹く』という言葉、知ってる?」
と聞くと、さすが受験生、知ってます。と。
きっと彼は、なますを吹いているんだなあ、と思いました。
邪魔者が出てくるから面白い
人生に邪魔者は必ず出てきます。
邪魔者が出てこない人生なんてありえない。
でも、もし人生をゲームだと考えると、邪魔者が全く出てこないゲームなんて面白くないよね。
邪魔者が出てくるから、苦労するから、自分がほしかったものが手に入った時の喜びが大きいんじゃないかなあ。
その邪魔者を、いかにしてクリアして、自分の目指すゴールにたどり着くか。
それこそがゲームの神髄であって、それをなんとか攻略するところに面白さがあるわけです。
今の彼は、邪魔者に気を取られすぎて、ゴールに向かうことに集中できていないのです。
人生をゲームだととらえてもいい
もうずいぶん前のこと
私がうつ病になるまえ。
私は30歳で、サラリーマンをしていました。
その時に、短大を出て新卒で入社してきた、二十歳の女の子がいました。
彼女があるとき、「人生はゲームですよね。」と言ったんです。
その時、私は心の中で、
「なにが、人生はゲームですよね、だ。いったい人生の何をわかっているんだ。人生はそんなに甘くないぞ!」
と思ったんです。
自分の中では、人生とはもっと重厚で、深みがあり、そうして苦しいものだというイメージがあったのです。
でも、今になってみれば、自分の中にそういうイメージがあったからこそ、そういう人生を歩いてしまって、挙句の果てにうつ病になってしまったんだと思います。
人生をゲームだととらえてはいけないというルールはありません。
人生をどうとらえるかは、その人の勝手なのです。
人生はイメージ通りになる
私は勝手に、辛いイメージを持っていた。
だから辛くなってしまった。
人生は、一生をかけた壮大な人生ゲームだと考えていれば、楽しく生きていける。
さて、あなたはどのような人生を選ぶだろうか。
苦しい修行のような人生か、壮大なゲームか、はたまた冒険活劇か。
どんなイメージを持とうが、その人の自由なのです。
だったら、楽しそうな、ワクワクするイメージを持ったほうが良いと思いませんか?
そんな話をしたら、そのクライアントさんはとても楽しそうな笑顔を見せてくれました。
人生は辛い、そう思って生きると辛い。
辛いことが起こるから辛いのではないのです。
辛いと思っているから辛いのです。
ということは、人生は楽しい、そう思って生きれば楽しいのです。
辛い人生も、楽しい人生も、自分で選択しているのです。
自分に選択権があるのです。
さて、これをお読みのあなたは、どんな人生を選択しますか。
どちらでも、お好きな方を選んでくださいね。