「高齢者は75歳以上」という提言について

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0

こんにちは!
ココロとカラダの整体師 渕脇です。

今の高齢者は若いよね

先日、新聞を読んでいたら、日本老年学会が高齢者を75歳以上とするように提言を行ったという記事を読みました。

高齢者問題の研究者らでつくる日本老年学会などは五日、現在は六十五歳以上とされている「高齢者」の定義を七十五歳以上に見直し、前期高齢者の六十五歳~七十四歳は「准高齢者」として社会の支え手と捉え直すよう求める提言を発表した。(東京新聞 2017年1月6日朝刊より)

この記事によると、学会は脳卒中や骨粗しょう症などの病気や運動のデータを解析したうえで、生物学的な年齢が5~10歳は若返っているとしています。
さらに、知能検査や残っている歯の数、要介護認定率などをみても、若返っていると判断しているようです。

私も仕事がら、60代、70代の方と接することが多いのですが、皆さん大変元気が良くて高齢者というイメージではありません。
平均寿命もどんどん延びているわけですから、当たり前と言えば当たり前の話です。

健康のためにも働こう

このブログでも散々書いてきましたが、健康でいるためには、社会との接点を持つことが大切だと思います。

まだまだ、元気で働けるのに、仕事をやめてしまって何もやることがなくなってしまうのは健康によくありません。

定年になって、なにか集中できるものがほしいけれど、それが見つからない。
そういって、うつ病になってしまった男性の相談をうけたこともあります。

日本人の寿命が70歳だった頃なら、60歳で定年して残り10年だったけれど、これが80歳までの20年あるとなると、この長い時間をどうやって過ごすのかというのは大問題だと思います。
また、その長い20年間の生活費もばかになりません。

年金問題について

この新聞の記事にもありますが、この提言は、年金の支給年齢を75歳からにしようという案も出ていて、その問題にも影響してきます。

年金というのは、若い頃に積み立てていたものを、歳を取ってからもらえるものではなくて、若い世代が高齢者を支えるシステムです。
若い世代が減って高齢者が増えれば、成り立たなくなるものなのです。

この問題においても、高齢者として支えられる側だった前期高齢者が、支える側に回ることはとてもいいことだと思います。
その方がイキイキと生きていけるし、健康的でもあると思います。

ただし、それには企業側が定年の年齢を引き上げることが大切です。
そうでなければ、定年から年金支給年齢まで15年間もあるのですから、その間、アルバイトなどの低賃金で生活することはいろいろと問題があります。

また、いくらこの年代の人たちが若くなっているからと言って、健康を損なってしまって働けなくなる人もいるでしょうから、そういう人たちをどうするか、という問題も出てきます。

私は賛成です!

いろいろと懸念材料もありますが、この提言を受けて超高齢化社会に向けてどのような社会を作っていくのか、その議論が深まることを期待します。
この議論をなくして、超高齢化社会は乗り切れないと思います。

私個人としては、100歳まで生きて生涯現役でいることが目標なので、この提言は大賛成です。

また、整体師として、カウンセラーとしても、元気なら働いたほうが良いと思っています。
その方が、イキイキと生きていけるし、人生が充実したものなると思うのです。

さて、このブログをお読みのあなたも、私と一緒に生涯現役を目指しませんか?