こんにちは。
カウンセラー整体師の渕脇です。
妄想ストレス
突然ですが、あなたは妄想が好きですか?
こう聞かれて、「好きです!」と答える方は、意識的に妄想を楽しんでいる方。
きっと、楽しい妄想をしているのでしょう。
「大好きな人とデートするならこなところがいいなあ。」とか、
「宝くじが当たったら何をしようか。」とか、
あるいは、ちょっとエッチな妄想なんかもしているかもしれません。
こういうポジティブな妄想ならいいのですが、ストレスを抱え込んでしまう人はネガティブな妄想をしていることが多いです。
そうして、厄介なのは、それが妄想だと気が付いていないのです。
自分が勝手に妄想して、それが現実であると錯覚してストレスを感じているのです。
これを、今、私は「妄想ストレス」と名付けました!
ほんとに今、この記事を書きながら(笑
妄想と現実の違いを認識しよう
私も「考えすぎる」所があるので、この種の妄想のに取りつかれてしまうことがあります。
そうして、勝手にストレスを感じてしまうのです。
例えば、
大きな仕事を抱えていて、まだ失敗したわけでもないのに、失敗した時のことを考えて不安になる。
ある人が不機嫌だったのを見て、その原因がわからないのに、私が不機嫌にさせてしまったのではないかと悩む。
自分で決めた目標を断念すると周りの人にばかにされるのではないかと思い、断念できずにストレスを抱えてしまう。
こういう妄想に取りつかれてしまう人はとても多いです。
こういう場合は、それは妄想なのか現実なのかをしっかりと認識する必要があります。
妄想に取りつかれている時には、そのことを意識するだけでも気持ちが楽になります。
妄想と想定は違います
この手の妄想と「最悪の状態を想定して覚悟を決める」事とは、本質的に違います。
妄想ストレスは、妄想と現実の違いをはっきりと認識できていないので、妄想を現実のもだと錯覚しています。
これに対して、「最悪の状態を想定しておく」というのは、現実との違いをしっかりと認識したうえで、冷静に対策方法を検討しています。
むしろ、最悪の状態を想定しておくことで、余計な不安を取り除くことが出来ます。
さてさて、あなたの心配事は、妄想でしょうか、事実でしょうか。
そこのところをはっきりさせてみませんか。
簡単なワークをやってみよう
この妄想癖に気が付くための方法が、精神科医の松薗りえこ先生のブログ記事「ご機嫌脳のメカニズム」に載っていたので、こちらで紹介しておきます。
まずはこの例に沿って、紙に書き出してみるといいでしょう。
①気になっているできごとは何ですか?
例)彼からのメールに返信がない。いつもなら即レスなのに。②それにどのような意味(認知・解釈・ストーリー)をつけていますか?
例)ガーン!嫌われたのではないか。送ったメールの何かが気に障ったのではないか。仕事中にメールするなんて不謹慎な女だと思われた!きっとそうだ!③そう考えると感情はどうなりますか?
例)生きていけないほど落ち込む。もう立ち直れないのではないかとまで考える。④その意味付け(認知・解釈・ストーリー)は本当に絶対にそうですか?
例)絶対といわれたら、そうでない可能性もありますね・・・。何か別の理由があるかもしれませんね。⑤その意味付け(認知・解釈・ストーリー)がなければ、どうなりますか?
例)こんなこと考えなければ、意味をつけなければ楽になりますね。返信が遅い理由についてあれこれ考えず、待ってみようと思います。まあ、こんなことで嫌いになられるのでは、先がお思いやられますしね。
どうですか?
とても簡単で、分かりやすいですよね。
「もしかして、自分にはこういう妄想ストレスがあるかも。」と思われた方。
ぜひ、このワークをやってみてください。
自分で勝手に心配しているだけかもしれないと気が付きますよ。