ところ変われば常識も変わる

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こんにちは。
カウンセラー整体師の渕脇です。

昨日のブログ記事で、私がうつ病を克服するために最初にしたことは、「常識を疑うこと」と書きました。
昨日の記事⇒常識を疑おう!

常識はその集団に特有のものである

常識というのは、とある集団の中において共有されるものであって、集団が変わればまた違う常識が存在するものです。

人間が複数人集まると集団が出来ます。
ある集団に属してしまうと、その中の世界が当たり前(常識)になってしまって、その集団の外側の人たちがどのような価値観を持っているか、自分たちをどう見ているのかがわからなくなってしまいます。
したがって、その集団の常識が、世界共通の常識であると錯覚してしまいがちなのです。

あなたが常識だと思っていることが、違う集団に属している人たちから見れば、非常識であることがあります。
常識とは、その集団特有のモノであって、すべての人が同じような常識を持っているとは限らないのです。

こう考えると、あなたが思考停止してしまう常識っていったい何なのでしょうか。
ここまで読んでいただければ、常識は絶対的に正しい真理ではないということがお分かりいただけるのではないかと思います。

常識は単なる一つの見方に過ぎないのであって、真理ではない。

そのことが分かれば、自分の中の常識というものを疑ってかかるべきであるということが分かるでしょう。

家庭の常識はとても強力

私たち人間が最初に触れる常識は、「家族の常識」です。

子どもは、なにも先入観を持たず、真っ白な状態で生まれてきます。
そこで最初に属する集団は家族という社会です。

どんな家庭で育ったのか。
その家庭の思想はどんなものなのか。
その家庭で身に付けたものの見方、価値観が、その人が抱く最初の常識になります。

考えてみれば、家庭なんて本当に小さな集団です。
そんな小さな集団の中で育まれた常識によって思考停止なってしまうことは、とても危険だと思いませんか。
ところが、この時に刷り込まれた常識によって苦しんでいる人は沢山います。

人間の苦しみのうちのほとんどは、家庭の問題に起因していると言ってもいいかもしれません。
真っ白な状態の人間に刷り込まれた価値観は、とても強力であるということです。

学校は非常に特殊な社会

つぎに大きな影響を及ぼすのが、学校という社会です。
しかし、学校という社会も非常に特殊な社会であることにお気づきでしょう。

同じ年の子供ばかり一か所の集められている集団というのは、一般社会からすればかなり特殊です。

一般の社会というのは、年齢も性別も能力もバラバラです。
ところが学校は違います。
学校は非常に特殊な社会なので、適応できない人がいるのも無理はありません。
しかし、学校に適応できないからと言って、社会に適応できないとは限りません。

むしろ、一般の社会のほうが、さまざまな人たちを抱え込む懐の深さがあります。
学校に適応できなかった人でも、その人を受け入れる場所は沢山あるのです。

子ども時代は、家庭と学校という社会しか知らずに育ちます。
これは非常に特殊な事なのです。
この時期に、自分の中に形成してしまった常識なんて、本当に偏っていることが多いのです。

時代や場所によっても常識は違う

さらに、その時の時代背景によっても、常識は変化していきます。
高度経済成長期やバブル期と今現在では、常識はかなり変化しています。
私たちに刷り込まれてしまった常識というのは、常に変化をしているものなのです。

また、地方によっても常識は違います。
都会と田舎では常識も違うし、北海道と九州では違います。

国が違えば常識は違います。
宗教が違えば常識は違います。

会社が違えば常識は違うし、仕事が違えば常識は違います。

まさに、集団が違えは常識は違うのです。

あなたを苦しめる常識は捨ててしまおう

このように考えれば、いかに「常識」が怪しいものであるかお分かりいただけるでしょう。
常識は決して真理ではありません。

こんな怪しい「常識」に振り回されて、縛られて、悩まされているなんて、バカバカしいと思いませんか。

もし、あなたが常識に縛られて窮屈な思いをしているのであれば、そんな常識はすぐに捨ててしまいましょう。
小さい子供のころに獲得してしまったその常識を捨てて、大人のあなたが素敵だと思う価値観を手に入れましょう。

そういう柔軟性を持つことが、あなたの心を解き放ち、気持ちを楽にしてくれます。
まずはそこから手を付けてみてはいかがでしょうか。

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