うつ病の予防法

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こんにちは!
カウンセラー整体師の渕脇です。

うつ病は脳の疲労

私はかつてうつ病になったことがあります。
そんな私が考えるうつ病の原因は、脳の極度の疲労です。
脳の疲労を回復させることが、うつ病を防ぐためにはとても大切な事なのです。

生きていると、当然のことながらストレスを受けます。
ストレスは、生体に加わる刺激のことですから、これがない人はいません。
ただ、それをどう受け止めるかによって、そのストレスの影響度合いが変わってきます。

まず、受け止め方を変えること、すなわち考え方を変えることで、同じ状況に置かれても、脳が受けるダメージを変えることが出来ます。
受け止め方は人それぞれなので、同じような状況にあっても、人によって受けるダメージが違うのはこのためです。

さらには、個人の体質の問題もあります。
適正な睡眠時間なども、人それぞれです。
私はロングスリーパーなので、睡眠不足にすこぶる弱いです。
ですから、若いころからほとんど徹夜などしたことはありません。
睡眠不足が続くと、すぐに体調を崩してしまって寝込んでしまいます。

ところが、人によっては、一日5時間でも平気な人もいます。
私には到底考えられません。

さらに言えば、家庭の状況やプライベートで抱える問題などは人それぞれ。
単純に労働時間という物差しだけでは、その人の受けているストレスを測ることはできません。

受け止め方を変える

うつ病を予防するには、まず一つに、ストレスに対して受け止め方、考え方を変えて、脳の疲労を軽くすることを考える必要があります。
そのためには、まず、自分がどんな受け止め方をしているのかを知る必要があります。

自分の事はなかなかわからないものです。
これは、第三者の目を通して、自分を客観的に見つめることが必要です。
そのためには、カウンセリングが役に立ちます。
自分の思考の癖に気が付く。
どうしてそんな癖がついてしまったのかを知る。
それを修正する練習をする。
それによって、脳が受けるダメージを減らすことが出来るようになります。

疲れた脳を癒す

つぎに、傷ついたココロとカラダを癒す。
この、癒しの手法もいろいろあります。
これが、ヒーリング心理セラピーというのを受けてみるもの良いかもしれません。
整体を受けるのも、瞑想するのもヒーリングの一つです。

さらに、脳の疲労を回復させる重要な方法は、やはり睡眠です。
良質の睡眠は、脳の疲労を回復させる方法としては最も重要です。
睡眠時間を削ることは、絶対にやってはいけないことです。
睡眠時間は幸せになるために必要な時間です。
これを削るのは、自ら幸せになるのを放棄しているようなものです。
自分にとって必要な睡眠時間は確保しましょう。

脳の血流も、とても大切です。
血液は、脳を健やかに保つために必要なものを脳に送り届け、疲労によって生じた老廃物を運び出す働きをしています。

脳は人体の一番上にあります。
血液は重力の影響を受けて、下へ下へと下がっていきます。
これを重力に逆らって上に上げていかなければいけない。
そのためには、全身の血流が良くなければいけない。
全身の血流を良くするには運動が必要です。
運動することで、血液循環が良くなり、脳にも新鮮な血液が回るようになります。

さらには、脳が活動するために必要な栄養素を摂取しなければいけません。
脳の栄養素は糖分であると長らく言われてきました。
脳の疲労には甘いものがいいと言われていましたが、そう単純な話ではありません。

甘いものは、急激に血糖値を上昇させます。
血糖値が急激に上がると、血糖値を下げようとして膵臓からインスリンというホルモンが分泌されます。
すると今度は、逆に血糖値が急激に下がってしまいます。
この、血糖値の乱高下が脳にとってはストレスになり、精神状態も乱高下することになります。
甘いものは麻薬のようなものだと言われるのは、精神状態に直接作用して中毒症状を引き起こすからです。

むしろ、脳の働きを安定化しようとするならば、良質のたんぱく質が必要になります。
これによって健やかな脳を作ることが出来るからです。

すべての病気の予防方法は同じ

こうやって考えていくと、うつ病を予防するためには、良質の睡眠、適度な運動、バランスのとれた食事、健全な思考が大切だということが分かります。

もうお気づきだと思いますが、これって、すべての病気の予防法に共通していると思いませんか?
癌だろうが、脳卒中だろうが、心筋梗塞だろうが、糖尿病だろうが、すべて同じですよね。
うつ病だけが特別なのではありません。

すべての病気の予防方法は同じなのです。
結局、行きつくところは、「自分を大切に扱う」ということです。

自分で自分にダメ出しをして、自分を追い込むことをしていませんか?
自分を責めて、自分が嫌い、とか思ってませんか?
自分に鞭打って、必要以上に酷使していませんか?
自分のココロとカラダの声を聞いていますか?
自分を癒していますか?
自分のために良いことをしていますか?
目の前に誘惑に負けていませんか?

うつ病は、自分を大切に扱うことで防ぐことが出来ます。
自分を大切にしないで、一体だれが大切にしてくれるというのですか?
自分を大切に出来るのは、結局自分しかいないのです。

まずは、自分を大切にする。
それが、健康を手に入れる唯一の方法なのです。