他人と比べてはいけないという本当の意味

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こんにちは!
カウンセラー整体師の渕脇です。

他人と比較してはいけないというけれど

私たちはついつい他人と自分とを比べてしまいます。
特に、同い年の人とは比べてしまいますよね。

小さい子どものころから、例えば幼稚園とか保育園のころから社会に出るまでの長い間、私たちは同い年の人たちと過ごすことが多いですね。

同い年の人たちとは、歳が同じだからどうしても比較しやすい。
それに、学校に行くようになると成績をつけられるようになります。
成績をつけられてしまうと、やっぱりその集団の中での比較になってしまう。
特に、受験となると、そこのところがはっきりとした結果として現れてしまいます。

まあ、それはそれで、ある意味しかたがないことなのだと思います。
とある尺度を用いて、自分の位置を確認するというのも、ある意味においては必要です。

でも、その尺度は絶対的に、人間の価値を決めるものではありません。
それは一つの(学力という)尺度であって、別の尺度で測れば、別の結果が出るわけです。

もって生まれた器

整体師をやっていると、その人が持って生まれた能力とか、あるいは体質って、一人一人違うということを実感します。

体の大きさ、関節の柔らかさ、筋肉の質、骨格の形。
胃腸の強さとか、疲れやすさとか、性格とか。
みんな違う。
誰一人として同じ人はいません。

そして、その持って生まれた自分という器を出ることはできない訳です。
ある意味、それは受け入れざるを得ない運命ともいえるのです。

どんなに頑張っても、キムタクみたいにカッコよくなれない(笑)
それは受け入れなければいけないわけです。

私たちが考えなければいけないこと

まずは、自分が持って生まれた自分という器のことを良く知ること。
そして、その器を磨き上げること。
その器の良さを生かして、人生を楽しむことです。

私たちが考えなければいけないのは、
その器をどう使えば、人生を楽しむことが出来るのか。

その一点だけなのです。

なんのために他人と比較するのか

自分を生かすために、自分の得意なことを知る。
そのために他人と比較する、というのはアリだと思います。

他人と比較してはいけないと言います。
それは、他人を羨んだり、自分を卑下してはいけないという意味です。
自分の良さを発見するために、他人と比較するのは良いのです。

つまり、比較することが悪いのではないのです。
比較した結果をどのように受け取るかが問題だということですね。

自分の強みを知るための比較ならどんどんやるべきです。

どの尺度なら自分の強みがはっきりするか

自分の強みがはっきりわかる尺度を見つけることも大切です。

どの尺度で測れば、自分強みが分かりやすいのかを見つける。
これはとても大切なことです。

誰かが用意した尺度(例えば学力)で、自分の強みが発見できなくても、別の尺度(例えば足の速さ)では、自分の強みが顕著になるかもしれないのです。

人当たりのよさとか、笑顔のよさとか、冷静さとか、いろんな尺度があるわけです。
それぞれの強みを生かしていけばよいのですから、人と比べることは悪いことであないのです。

「人と比べてはいけない」というのは、「人と比べて自信を無くしてはいけない」ということです。
自分の強みを知るためなら、人と比較することは大切な事なのです。

なんのために比較するのか。
そこを意識していることが大切なんですね。