粋とは、自分を抑制できること

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こんにちは!
スタイリッシュエイジングクラブ会長の渕脇です。

昨日のブログで紹介した本、「粋な人、野暮な人。」はとてもいい本です。
とても読みやすいのに、粋な人というのはどういう人なのか、というヒントがたくさんちりばめられています。

この中に書いてあることを全部、ここでご紹介したいくらいだけど、それをしてしまったらいろいろと問題があるので、私が印象に残った部分を少しずつ紹介したいと思います。

目立ちたいという気持ちを抑える

粋に見せようとして、自分が目立とうとする人がいます。
実は逆です。
自分自身を抑制できるのが粋です。

〈中略〉

目立ちたい、金儲けしたい、出世したいという気持ちが前面に出てくるのは当たり前です。
その気持ちをぐっとこらえることが粋なのです。
あらゆる感情の中で最も強いのは、目立ちたいという感情です。
目立ちたい感情をどれだけ抑えられるかが勝負です。

ここでは、パーティーなどのあいさつで前に立った時に、目立とうとするとスピーチが長くなりがちで、粋な人のスピーチは短いという話が例として載っています。

特に、乾杯の時の一言が長い人がいます。
目の前に乾杯用のお酒も料理も用意されているのに、乾杯の言葉が長いと参加者は手を付けることが出来ません。
お酒も料理も目の前にして、お預けの状態でその人の話を聴かなければいけません。

確かにこれは野暮ですよね。

私が実際に聞いた粋なスピーチ

この部分を読んで、私はある人を思い出しました。

私は、サラリーマン時代、親会社の九州支社に転勤になりました。
親会社は、日本では有数の大企業でした。

その九州支社の忘年会に初めて参加したときのこと。
その当時の支社長の挨拶がとても短くて、そのうえとても素晴らしいものでした。

「皆さん、一生懸命仕事をしてください。一生懸命仕事をしてください。
責任は全部、私が取りますから。今日は楽しく飲みましょう!」

たったこれだけでした。

こんなに簡潔で、しかも、参加者を鼓舞する挨拶は聞いたことはありませんでした。
「こんな上司の下で働ける人はなんて幸せなんだろうか」と思って感激したことを覚えています。

実際に、この支社長はとても気さくな方でした。
関連会社の一社員だった私にも、分け隔てなく接してくださいました。
そして、そこにいるみんなに慕われていました。

この時の九州支社の雰囲気はとても良くて、毎日が楽しかったのを覚えています。
トップの人柄はともて大切なのです。

自分を前面に押し出さない

短いスピーチが出来る人は粋な人。
私もそう思います。

私はここまでの短いスピーチは出来ませんが、なるべく短くしようと心がけています。

その場に集まった人たちが、自分の話を聴きに来ているなら、沢山話すのもまたいいのかもしれません。

でも、パーティーの乾杯の発生などは、別にそれを聞きに来たわけではありませんよね。
そんな時は、やっぱり目立とうとするのは野暮なのです。

自分が、自分が、と自分を前面に押し出すのはダメなんですね。
抑える時にはちゃんと抑えられる。

それが粋なんですね。

自分はまだまだ、粋と言える域には達していないと思いますが、
やっぱり、粋な人になりたいです。

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