【イベント】「幸福度経営 2019年スタートアップセッション」参加報告:一社)働く心を大切にする経営協会主催

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こんにちは!
BBトレーナーの渕脇です!

一昨日、私が参加している一般社団法人働く心を大切にする経営協会主催のイベント「幸福度経営 2019年スタートアップセッション」に参加してきました。

この、一般社団法人働く心を大切にする経営協会は、日本を幸福度ランキングで世界一の国にすることを最終目標にして、まずは、働く人たちを幸せにするような経営をする会社を増やしていく活動をしている協会です。

私はこの理念と、代表理事の森上さんの情熱に共感して、昨年から参加しています。

私が目指しているのは、この日本という国からうつ病をなくすこと。
メンタルで病んでいる人を一人でも減らすことなので、皆が幸せになれる社会を作るというコンセプトは、まさに私の目指すところと一致するからです。

幸福度経営が日本を救う

この協会が多くの経営者に提唱しているのが「幸福度経営」です。

「幸福度経営」というのは、従業員の幸福度を上げていくことで、従業員が仕事にやりがいを感じ、自主的に行動することによって、創造性や生産性を上げ、会社の業績アップにつなげていこうという経営手法です。

まだまだ、日本にはあまり広がっていない概念ですが、この考え方が広まっていけば、いわゆるブラック企業は淘汰され、メンタルを病んでしまう人はかなり減るのではないか、と期待できるとともに、日本の景気回復にもおおいに役立つのではないかと考えられます。

「幸福度経営」の事例を学ぶ

先日のイベントでは、数々のサスティナブルでイノベーティブな経営コンサルティングを手がている、カングロ株式会社の藤井啓人社長をお迎えして、すでに、社員の幸福度を追求することによって、業績を上げている例を紹介していただきました。

藤井社長に紹介していただいたのは、
1)海外の事例として、靴の通販会社ザッポス
2)日本の例として、鉄工所のHILTOP株式会社

ザッポスはアメリカの会社で、日本向けのサービスは行っていないので、知らない人も多いかもしれませんが、幸福度経営という話題になると、必ず登場する有名な会社です。

創業10年でアマゾンに買収されて、今はその傘下にありますが、アマゾンがザッポスを買収した理由がすごいのです。

アマゾンにはない良いものをたくさん持っているザッポスですので、ライバルとなると厄介な存在になると判断したアマゾンが、12億ドル(1ドル=120円とすると1440億円!)を支払って傘下に収めたということなのです。
創業10年で、アマゾンにとってもそれ位の価値がある会社になったという、すごい会社なのです。

どちらの会社も本になっていますので、興味のある方は読んでみると良いかもしれません。

二つの会社の共通点

どちらの会社にも共通しているのは、会社の独自の文化があり、その文化を大切にしているということ。

その文化に合わない社員を採用しないようにするため、入社までに何回も面接を繰り返し、その人物が会社の文化に合うかどうかを徹底的に見極めるそうです。

そして、社員教育システムが充実している点。

そして、何よりも、社員が幸せであること、そして、その幸せを顧客に届けるということを念頭に置いているのです。

さらに、価値観や会社の文化に合わない人を無理やり社内に引き留めないということ。もちろん、入念な話し合いのもとに、会社を去ってもらうことも行っています。

そして、なんといっても二つの会社ともに、業績をどんどん伸ばしている。
そこも共通しています。

活発な意見交換がなされた

藤井社長のお話の後に、働く心を大切にする経営協会の代表理事の森上を交え、さらに、参加者の皆さんとの意見交換が行われました。

参加者には、自分で会社を経営されている方、社員教育プログラムなどを提供されている方、経営コンサルタントなど、この話題に興味を持っている方々だったので、かなり活発な意見交換になりました。

いま現在では、日本では社員の幸福というもの軸に経営をする、という概念が一般的ではないために、なかなか理解できない、腑に落ちないという方も見受けられました。

しかし、人口減少社会で労働人口が減っていく時代にあって、人材を確保するという意味でも、社員が幸せに働ける場を提供するということが、会社を経営するうえで、とても大切な軸になることは間違いありません。

微力ながら力になりたい

私も、うつ病経験者として、整体師として、産業カウンセラーとして、この幸福度経営という概念を広めていくお手伝いをしたいと思っています。

そして、みんなが眉間にしわを寄せて働く社会を、イキイキと笑顔で働く社会に変えていきたい。

そのために、私のできることは全力でやるつもりです。

このブログも、何らかの力になっていればとても嬉しいし、まだまだ頑張らなければいけないと思います。

そして、いつの日か、日本が幸福度ナンバーワンの国になるように、自分自身がワクワクしながら、この活動に取り組んでいきたいと思います!