なぜ「ココロとカラダの整体師」なのか

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わたしは、「ココロとカラダの整体師」と名乗っています。
その理由は簡単です。
ココロとカラダは切っても切れない関係にあるからです。

もともと、私はサラリーマンでした。
いい大学に入っていい会社に入る。
そうして、安定した収入を得る。
それが、「正しい」人生だと思って、そういう道を歩いていました。

しかし、どうしても「他人の人生を歩いている」という感覚がぬぐえなかった。
自分の人生のはずなのに、自分のモノとは思えない。
そんな感覚を持ちながら、忙しい業務をこなすのはとても苦しかったのです。

そうこうしているうちに、私の身体には異常を示すサインが次から次へと出てきました。
その症状は、私がうつ病に罹っていることを示していました。

本当につらかった時に、これは何とかしなければならないと思い、目の前にあった整体院に飛び込みました。
そのおかげで、身体が楽になると同時に、気持ちが楽になることを知りました。

私のうつ病の原因は明らかでした。
表面上は、沢山の仕事を抱えて土日もなく働いていたことでしたが、本質は違うところにありました。

それは、自分の人生を歩いていないこと。
自分の人生に、自分自身が納得していないことだったのです。

私は、自分の人生を取り戻そうと決意しました。
会社を辞めて、学生時代から興味があった仕事、人間の健康に携わる仕事をしようと決めたのです。
そこで思い付いたのが、整体師をはじめとする人々を癒す仕事でした。

サラリーマンとして働いていた時に、多くの人が自分の健康に対して無頓着なのが気になっていました。

嫌々ながら仕事をする。
仕事の愚痴を言う。
食べ物に気を使わない。
深酒をする。
タバコを吸う。
運動はしない。
夜更かしをする。

そんな人が沢山いました。
もっと体を大切にして、いい状態でいい仕事をする人を増やしたいと思いました。

整体師は、医師や柔道整復師(整骨院)とは根本的に違います。
それは、壊れる前の人を壊れないようにする、「予防」に力点が置かれていることです。
壊れた人を治すのは、医師や柔道整復師の仕事です。

私は壊れるのを防ぎたい。
もっと積極的に、イキイキとした人を増やしたい。
そう考えているのです。

長い間、整体師として働いていると、あることに気が付きました。

ココロが健全な人は、身体が壊れていてもイキイキとしていられる。
しかし、身体が深刻な状態であれば、そうイキイキとしていられるものでもない。

ココロが病んでいる人は、いつもつらそうな顔をしている。
整体院にやってくるクライアントの中には、ココロを病んでいる人が沢山いる。
もともとうつ病がきっかけでこの仕事に就いた私にとっては、ココロの健康が目指すべき本丸であり、そこを何とかしなければイキイキとした人を増やすことは出来ないと。

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ココロとカラダは切っても切り離せない。
お互いに影響をしあっていて、どちらか一方からのアプローチでは片手落ちではないか。
ココロとカラダは健康を支える両輪であって、どちらが欠けても、やがて健康は崩壊する。
イキイキと暮らす人を増やすには、ココロの面からのアプローチは必要不可欠である。

そう考えた私は、カウンセリングの技術を身に付ける必要があると考えました。
そうして私は、産業カウンセラーの資格を取ることにしたのです。
これで、ココロのほうからもアプローチすることが出来るようになったのです。

私の目標は、イキイキと暮らす人を増やすこと。
そのためには、ココロもカラダも健全であることが大切です。

私が、「ココロとカラダの整体師」と名乗っているのは、そういう理由があるのです。