日記を使って幸せになる方法

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先日のこと、色々と事情があって実家の片づけをしていました。
そうしたら、なんと、私の学生時代の日記が出てきました。
当時の私がどんな気分で毎日を過ごしていたのか、はっきりと思い出しました。

その日記には、一つの特徴がありました。
当時、私は毎日日記をつけていたわけではなくて、何か書きたいことがあった時にだけ書いていました。
そして、その内容のほとんどは、モヤモヤとしたネガティブな感情を吐露しているものが多いのです。

落ち込んだこと、悩んでいること、辛いこと、失敗したこと、反省したこと、腹が立ったこと。

もちろんたまには、嬉しかったことも出てくるのですが、ほとんどがそういうネガティブな内容なのです。

本当はもっと、いいことも、楽しかったこともあったはずなのに、なぜかそういう内容が多いのです。
それは、日記をモヤモヤとした気分を吐き出す場にしていたからだと思います。

しかし、日記に書いているときは吐き出したと思っていても、その思いが逆に記憶に残ってしまいます。
さらに、後から読み返すことで、その記憶が定着していくのです。

人は、放っておくと、自分のネガティブな部分、未熟な部分に焦点を合わせてしまいます。
これは、多くの人がそうだと思うのです。
うまく行ったことよりも、うまく行かなかったことや恥ずかしい、悔しい思いをしたことのほうが記憶に残りやすいのです。
日記にそれを記すことによって、さらにその記憶を強化してしまいます。

そんな事をしていたのでは、気分をスッキリさせるつもりで書いていた日記が、その嫌な気分を定着させるのに一役買っていたなんて事になりかねない。
ほんとうにばかげた話ですね。

私が自分に自信が持てなくなったのは、こういう事を繰り返していたからなのかもしれないと思いました。

逆にいうと、自分の気持ちを盛り上げて、いい気分にさせてくれるような日記を意識的に書くことが出来れば、それは力強いツールになると思います。
自分の過去の日記を読み返して、今更ながら、そのことに気が付きました。

ちょうど、手帳カウンセラーのコボリジュンコさんの著書、あなたの夢をかなえる「100年日記」を読んでいたので、自分の日記の書き方のよろしくない点が気になりました。

コボリさんの著書を読むと、日記は自分の人生の目標をはっきりさせて、そこのどれくらい自分が近づいているのかを確認できるツールであり、自分の気持ちを盛り上げ、いい気分で過ごすためのツールでもあることがわかります。
そういう事を目的に、日記を活用するというのは、素晴らしいアイディアだと思います。

その他、感謝できることを書く、いいことを書く、ということを習慣づけるという方法も良いと思います。
それを書こうと意識することで、普段の生活の中で、意識的に、感謝できることやいいことを探すようになります。
探してみると、日常の中にいいことが沢山ちりばめられているということに気が付きます。

そこに気が付くだけで、日々を気持ちよく過ごすことが出来るようになるのです。
私のクライアントも、いいこと日記をつけることで、不安な日々から抜け出すことに成功しました。

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私はかつて、「自分に自信が持てない。」という悩みを抱えていて、それが原因で人生がうまく行かずに、うつ病を発症するにほどに悪化しました。
もしかしたら、こういう悪い日記の書き方が、自信がないという思いを強化していたのかもしれないと思いました。

こう考えると、日記というのは凄いパワーを持っていることがわかります。
どのような日記をつけるか。
それを意識することで、日々を素晴らしいものにしてくれるのです。

感謝日記、いいこと日記、成長日記など、自分にとってプラスになる日記を書いてみるといいかもしれませんね。

コボリさんの著書はとても参考になりますよ。