子育てで大切なコト

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こんにちは。
カウンセラー整体師の渕脇です。

生きにくさを感じる人々

アダルトチルドレン。
元々は、アルコール依存症の親に育てられた子どもたちのその後を研究した事から名付けられたものですが、後に、アルコール依存以外にも、家庭内の問題によって傷ついてしまった子どもたちを総称して、そう呼ばれるようになりました。

一言で言うと、子ども時代に健全な愛情を注がれずに育ち、そのことが原因で生きづらさを感じてしまっている人たちのことを言います。

この問題は、一見、何も問題のない家庭のように見えても、子どもたちが傷ついている可能性があるという点で、非常に根深い問題となっています。

つまり、親の側が、いつ自分が子供を傷つけているか認識できていないという問題です。
また、子どもの側も、そのことに気が付いていないという場合もあります。

もしかしたら、気が付いていないだけであなたもアダルトチルドレンかもしれません。
まあ、そういう分類はする必要があるかどうかは、別の問題ですけれど。

条件付きの愛情は危険

アルコール依存症や家庭内暴力(DV)、育児放棄、両親の不和、不倫など、分かりやすい例もありますが、親の過干渉や、兄弟間で比較してお前はダメだと言ったり、褒めずに叱ってばかりいたり、愛情が不足している場合には、分かりにくいこともあります。

子どもは常に親の愛情を欲しがります。
なぜなら、親に愛されないと生きていけない弱い存在だからです。
親に注目をしてもらって、親に愛情を注いでもらって初めて生きていけるのです。
そして、親に無条件に愛されることによって、自分には愛される価値があるんだということを認識していくのです。

ところが、しつけと称して条件付きの愛を提示する親が少なくありません。
勉強が出来れば褒める。勉強が出来なければい叱る。
お行儀が良ければ、部屋の片づけが出来れば、という条件を提示する。

子どもは、それが出来れば自分には価値がある。
出来なければ、自分には価値がない。
という認識を持ってしまうのです。

これでは、無条件の自己肯定感を育むことが出来ずに、人からの評価を気にする人になってしまいます。
人からどう評価されるか、が、自分の価値を決めると思い込んでしまうのです。

他人からの評価が気になると苦しい

この問題はとても根深いのです。
他人からの評価が気になると、自分のやりたいことが出来なくなります。

こんなことをやったら、人からなんて言われるだろうか。
失敗したら、みんなに笑われるのではないか。

特に、親からの評価が気になります。
親の承認が無ければ、行動が起こせなくなる。
そうなれば、自分の人生を歩いているという感覚を持てなくなります。
そうなってしまっては、その人の人生に大きな影響を与えてしまうのです。

実は、私もアダルトチルドレンです。
私の育った家庭は、はた目には何の問題もない家庭です。
どこにでもある家庭なのですが、それでもアダルトチルドレンになってしまうのです。

子育てで大切なコト

今、私は、子育ての真っ最中です。
私が一番気にしているのは、子どもたちが自己肯定感を持つようになってくれるかどうかです。

自己肯定感さえ持ってくれれば、その子の人生はなんとかなると思っています。
少々学校の成績が悪くても、自分の力で、自分の人生を切り開いていってくれると信じています。

これからの時代は、変化の速い時代です。
新しい価値観がどんどん生まれてくる時代。

親が教えてやれることは、その時代の変化に対応できる対応力と柔軟性です。
変化することへの勇気です。

親がこれからの時代を生きていくための具体的なスキルを教えることはできません。
なぜなら、今後どのような社会になるのか、親には予想することが出来ないからです。

子どもがアダルトチルドレンになってしまったら、子どもをずっと苦しめてしまいます。
それだけはしたくありません。

子育てをする上で、一番大切なのは、自己肯定感を育むことです。
自分はありのままで素晴らしい存在なんだということを、感覚として持ってるようにしてあげることだと私は思っています。