生きづらさの本質がわかった!-なぜいびつなトマトは捨てられてしまうのか

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こんにちは!
スタイリッシュエイジングクラブ会長の渕脇です。

昨日、あおぞら整体院の三縄院長と話をしていて、ふと思い出した事があるんです。

それは、私の義理の父の話です。

嫁さんは長野県の木島平村という所の出身で、実家は農業と民宿を営んでいました。
義父は農協の職員で、農家の経営指導をしていたんですね。

義父はもう他界してこの世にはおりませんが、私たちが結婚した当初は、私が泊まりに行くと良く2人でお酒を飲みました。
お酒が大好きな人でしたから。

出荷できないトマトの話

その時に、義父がふと、どうして形の悪いトマトが出荷できないか知ってるか?という話をしたんですね。

私は都会育ちだし、農業のことなんて何も知らなかったから、なんでですか?って聞いたんです。

そしたら、
「箱が決まっているから。
というんですよ。
しかも、その箱に何個入るかも決まっていると。

そして、なぜそんなことが決まっているかといえば、輸送コストの問題だと。

同じ箱に同じ数入っている。
そのほうが、輸送するにも、取引をするにも効率がいいわけです。

その効率のために、トマトの形や大きさが決められる。
形の悪いものや、大き過ぎるもの、小さ過ぎるものは弾かれるわけです。

でも、トマトだからね。
工業製品ではない自然のものだから、当然、弾かれるトマトは沢山あるわけです。
で、弾かれた奴は自分たちで食べるんだけど、当然食べきれないのでそのうち腐るから捨てられるわけです。

輸送コストを効率化するために、食べられるトマトが捨てられる訳ですね。
都会育ちの私からすれば、なんともったいない!という話な訳です。
もちろん、農家の方々だってもったいないと思っているのです。
でも、そういうシステムだから仕方がないんですね。

トマトという自然の恵みを効率という名のもとにどんどん廃棄している訳です。
ああ、これが現代社会の闇の根源だなって、その時に思ったのを思い出したのです。

いびつなトマトが箱に収まろうとして苦しんでいる

現代社会のシステムに適応できない人は、このトマトのように弾かれる。
そうやって捨てられてしまう人たちが沢山いるような気がします。

それで、そのシステムというのが、経済の理論で作られているのです。
つまりお金の問題です。
その影響は細部まで及んでいます。

最も影響を受けているのは教育でしょう。

この社会というシステムの中で機能して、役に立つことで生きていけるように子どもたちを育てるのです。
学校も、家庭も、そういう人間を育てようとする。

でも、人間もトマトと同様に自然のものだから、そんなにうまくは行かないのです。
この社会システムという箱に入りきらない、そこからはみ出して弾かれる人が出てくるのです。

教育なんて、このシステムから対極にあるもののはずなのに、その影響を色濃く受けているのです。

この話を義父から聞いた当時、もうすでに私も社会システムからはみ出していたので、なんだか弾かれたトマトのような気分になったし、箱の中に収まろうとして、必死に我慢してきた自分の過去を思い出しました。

なるほど、だから自分は苦しかったんだなって、その苦しみの根源を見たような気がしました。

箱に入らなくてもトマトはトマトである

現代社会は、効率化という名のもとに、人々を箱の中に詰め込もうとしているのではないでしょうか?

一度は頑張って箱の中に入ろうとしたけと、やっぱりはみ出してしまった人が、落伍者の烙印を押されて(押されたと思い込んで)病んでしまうのでは無いでしょうか?

箱に収まらなくても、立派に育ったトマトもあるし、味も美味しいし栄養価も高いトマトもあります。

もうみんな、誰かが作った箱に入ろうとしなくていいのでないですか?
箱の外で、自由に生きて行けばいいじゃなかろうか。
実際に、その箱の外に出てみると、そこで自由に生きている人たちがいるわけです。

ただ、私たちはその箱の中でしか生きられないと教え込まれているから、箱の外側のことが想像できないだけなのです。
想像できない世界には、危険が満ちていると思い込んでいるだけなのです。

箱の外にも世界は広がっている

現代社会で生きづらい思いをしている人が多いのは、人間という自然の産物を、効率という名のもとに人工的な箱に詰め込もうという発想があるからです。

それが正しい生きる道であると、そう教えられているからです。

整体師として、カウンセラーとして、自然の産物である多くの人たちと向き合ってきて思うのは、誰一人として同じ人はいないということです。

にもかかわらず、均質な世界に合わせて生きるように強要されている。
そこに、人間の苦しみの根本があると、私は思っています。

これをお読みのあなたは、生きづらさを感じていますか?

もしそうだとしたら、それはきっと、社会システムという箱の中に納まろうとしているからではないでしょうか?

でも、それは不自然なことなのです。

本来の自分ではない形になろうとしている。
それが生きづらさの根本に有るのではないでしょうか。

箱に収まらないのであれば、箱からこぼれ落ちてしまってもいいじゃないですか。
箱の外の世界で生きていけばいいのですから。

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