こんにちは!
カウンセラー整体師の渕脇です。
自分に出来ることに集中する
世の中には、自分に出来ることと出来ないことがあります。
例えば、過去に起こってしまった出来事を変えたり、自分の失敗をなかったことにすることはできません。
でも、その出来事をどう受け止めて、どう解釈するかを変えることはできます。
他人をコントロールしたり、都合よく動かすことはできませんが、こちらの付き合い方、受け止め方、態度を変える事なら出来ます。
また、未来を予想することはできますが、予言することはできません。
予想は単なる予想であって、現実ではありません。
コントロールできなことで悩んでいる
人の悩みの多くは、自分には出来ないこと、コントロールできなことに対する悩みです。
子どもが思い通りに育ってくれない。
親が自分の思う理想的な親ではない。
上司が理不尽な命令をしてくる。
お客が自分の商品を買ってくれない。
過去の出来事がトラウマになっている。
自分の将来が不安で仕方がない。
誰も話し相手になってくれなくて孤独である。
どれもこれも、自分ではコントロール出来なことなのです。
自分の悩みは自分で解決する
こういう悩みに直面した時、自分の悩みの解決方法どこに求めるかによって、解決できるか出来ないかが決まってきます。
例えば、自分の親が自分の思う理想的な親ではないという問題について悩んでいる人は沢山います。
実際に、虐待などを受けてきた、という深刻なケースもあります。
小さい子ども時代に親から受ける影響はとても大きく、深刻な問題を引き起こしている場合があります。
この場合、過去の親の態度に原因を求めて、それを改めてもらわなければ問題を解決できないとしてしまったらどうなるでしょうか。
時計の針を逆戻りさせて、さらに自分の親に対して理想的なふるまいをさせるなどということはできません。
百歩譲って、「私のせいであなたには辛い思いをさせてしまった。ごめんなさい。」と誤ってもらうのも、多くの場合困難です。
さらに、もしそれが可能だとしても、それで問題が全てスッキリと解決するかと言えば、そこがなかなか難しいのです。
結局は、「自分はこれからどうするのか」と考えるしかありません。
「自分に出来ることは何か」ということを考えるしかないのです。
まだまだ、自分に出来ることは沢山残されているのに、あいつが悪い、こいつが悪い、時代が悪い、政治家が悪い、景気が悪い、と、自分にはコントロールできないことに原因を押し付けていたのでは、解決の糸口を見出すことはできないのです。
協力者は必ずいます
ただ、こう書くとすごく孤独な感じがするかもしれませんが、そうではありません。
自分の事を理解し、手を差し伸べ、協力してくれる人は沢山います。
それが単に、親ではない、上司ではないというだけのことです。
親だったり、子どもだったり、恋人だったり、特定の人物にこだわることをしなければ、自分を理解して支えてくれる人は沢山いるのです。
結局は、そのこだわりが自分を苦しめているということなのです。
自分のこだわりについて気が付き、それを手放すことが出来るのは自分しかいません。
それこそが、「自分が出来ること」なのです。
人生には悩みはつきものです。
あなたを悩ませている問題は何でしょうか。
それを解決するために、あなたに出来ることは何でしょう。
自分がコントロールできるのはどんなことでしょう。
自分に出来ることは何か。
そこに意識を持っていくことが大切なのです。