働き方改革は生き方改革

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0

こんにちは!
B Bトレーナーの渕脇です。

働き方改革は生き方改革

先日、逆算手帳のセミナーに参加したときのこと。セミナー後の懇親会で、逆算手帳の考案者でGYAKUSAN株式会CEOのコボリジュンコさんと、片付けパパこと大村信夫さんとお話をしていた時のこと。

働き方改革の話題になった時に、現役のサラリーマンでもある大村さんが、

「今まで遅くまで会社にいた人が、早く家に帰っても、何をしたら良いのかわからないという人が多いんですよ。早く家に帰ってやること、仕事以外にやりたいことがあれば、早く仕事を片付ける人もいるのではないかと思うんです。要するに生き方を見直さなければいけない。働き方改革は、生き方改革なんです。」

という話をされていて、なるほど~と思いました。

これまで、仕事しかしてこなかった人にとって、いきなり早く帰れと言われても、じゃあその時間をどう過ごせばいいのかという問題が出てくる、という発想は私にはありませんでした。

私もかつてサラリーマンでしたが、当時はトライアスロンというスポーツにのめり込んでいたので、「早く帰ってトレーニングしたい!」と思っていましたし、仕事以外にもやりたいことが沢山ありましたので、そういう悩みを抱えている人が多いという実感が私にはないのです。

やることがないという悩み

しかし、整体院で仕事をしていると、現役を退いた人が急にやることが無くなって、それが原因でうつ病のような状態になった人を沢山見てきました。

確かに、仕事以外のことをやってこなかった人にとって、それ以外のことをやれと急に言われても、困惑してしまうのかもしれません。

しかし、だからこそ、現役で仕事をしている時から、仕事中心の生活ではなくて、人生において何を目指すのか、自分はどんな生き方を望んでいるのか、そういう問題を考えるようになる、ということはとても大切なことなのだなあ、と思います。

そういうことを考えるためのツールとして、逆算手帳はとても有効だと思います。
自分の人生を、どのように設計していくのか。
長期的な視野に立って考えさせてもらえるし、計画を立てる手法を教えてくれます。

大切な人と過ごす

私には家内と4人の子どもがいます。6人家族です。子どもはまだ小さいので、私が帰宅すると大歓迎で迎えてくれます。そうして、私にまとわりついて、「遊んで、遊んで」と言います。
家に帰れば居場所がないなんてことはなくて、むしろ、一人にしてくれないのです。

子どもがまとわりついて「遊んで」と言ってくるなんて、あと何年のことだろうか、と思うので、時間と体力の許す限り、遊んであげたいと思います。
もちろん、子どもの体力は無尽蔵なので、疲れて休みたいときもあるのですけどね。

先日のブログ【幸せな人生を歩むために必要なたった一つのこと】にも書きましたけれど、人は、良い人間関係恵まれることで幸せになります。
仕事から解放されたら、大切な人たちと一緒に過ごす時間を増やすことを考えればいいのではないかと思います。

何もしない時間を大切にする

わたしは、仕事から解放されたら、他に意味のある活動をしなければいけないと思う必要はないと思います。

ただ、大切な人と一緒にいて、何もしない、自由気ままにしている時間というものに価値を見出すことが出来れば、それでいいような気がします。
自由気ままにしているその時々で、やりたいと思うことをやればよいのではないでしょうか。
本を読んでも良い、映画を見てもよし、散歩してもよし、絵を描いてもよし、会話をしてもよし、思索にふけるのもよし。

そうしているうちに、自分のやりたいことが内側から湧いて出てきます。
自分と向き合う時間も、とても有効な時間なのです。

時間を有効に使う。活動に意味を問う。何かしていなければいけないと思うから、することがないという悩みが出てくるような気がします。

人生を味わいつくす

私は、「人生を味わいたい、味わい尽くしたい。」と思っています。
何もしない時間、無意味と思われるような時間も、人生の大切な一部であることには変わりありません。
そういう時間も、じっくりと味わいたい。
まるで、何の味もしないと思われている「水」のおいしさを、じっくりと味わうようにね。

「何か価値を生み出すことが意味のある時間で、なにも生み出さない時間は無駄な時間」ではないと思います。

その価値観を変えていくこと、それこそが生き方改革であり、それが働き方改革につながっていくような気がします。