アンラーニングで古い知識を断捨離しよう

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こんにちは!
BBトレーナーの渕脇です。

ここのところ、いろいろなところでアンラーニング(unlearning)という言葉を目にします。
アンラーニングなどという言葉を知らなかったので、ちょっと気になっています。

皆さんは、この言葉知っていましたか?

アンラーニングの重要性

アンラーニングは、一度学んだことを意識的に捨てることを意味します。

私は、今52歳ですが、この歳になると、私が持っている知識の中には、すでに古くなってしまったものがあります。

古くなってしまった知識はどんどん捨てていかないと、新しい知識を入れていくことができません。

変化の早い現代においては、過去の知識はどんどんと古くなっていきます。
自分が学んだものが古くなっているのであれば、捨てていく必要があるのです。

これができずに問題になるのは、自分の持っている知識と、最新の情報が相反する時、つまり、今まで正しいと信じていたことに対する反証が出てきたとき、それを素直に受け取ることができなくなってしまうということ。

アンラーニングできなければ、新しい知識を素直に取り入れることができずに、成長の妨げになるのです。

アンラーニングの重要性はここにあります。

経験もアンラーニングしよう

ここまでは知識の話ですが、これが経験から学んだことであると厄介です。

例えば、過去の成功体験から何らかの成功法則を掴んだ(と思っている)ような場合、その方法にこだわるがあまり、それが足を引っ張ることがあります。

成功した当時の状況とは全く違う状況なのに、その方法から離れられなくなっているのは、その人の成功の足を引っ張っていることになります。

その成功法則が、時代を超えて、社会情勢を超えて使えるような原理原則であれば捨て去る必要はないのですが、たまたまその時だけうまく行ったようなものであれば、それは早々に捨てる必要があります。

成功体験もそうですが、失敗した経験もまた同じです。

過去の失敗をいつまでも引きずって、自信を失い、チャレンジできなくなっている場合があります。
しかし、いつもいつも失敗するとは限りません。
状況を見極めて、何度でもチャレンジすればよいのです。

価値観もアンラーニングしよう

さらに言うと、いつの間にか獲得してしまった価値観とか、世界観、セルフイメージなども、時々刻々と変化していく社会においては、どんどん捨てていく必要があります。

不必要なもの、古いもの、自分の足を引っ張るものをどんどん捨てていく。

それは、知識だけではなく体験からの学びや価値観においても、とても大切なことなのです。

アンラーニングは成長を加速させる

この話は、昨日このブログ「成長とは不連続点を通過すること」で書いた、不連続的にぐっと成長するためには不可欠なことです。

昨日の記事にも書いたのですが、たとえば、脳のOSをアンインストールして別のOSをインストールするなどというイメージは、まさしくアンラーニングを意味しています。

今まで持っていた知識や経験を捨てることによって、これまでとは違う自分を手に入れることができるのです。
アンラーニングすることで、成長が一気に加速するわけです。

生まれ変わる、と言っても良いかもしれません。

苦しみからの解放

心病む人のカウンセリングをしていると、これまでに獲得してきた価値観を捨てることができない人は多いということを実感します。

その価値観が自分を苦しめているということを解っているのに、それが捨てられない。
捨てられないために、いつまでも苦しみ続けるのです。

自分を苦しめる価値観、過去の記憶、セルフイメージ、成長の足かせになる古い知識などは、どんどんアンラーニングしていくことで、自分を苦しみから解放し、新しい自分に生まれ変われるようになるのです。

私も実践していきたい

アンラーニング。
いい言葉を知ることができました。

人は気がつかないうちに、いろいろな価値観や過去の知識に縛られています。
そういうものをどんどん捨てることができれば、もっと成長することができるし、もっと自由になることができるのです。

自分自身にも生かして、どんどんアンラーニングして、新しい自分を創造していきたいと思います!

さて、あなたは古い知識、価値観、思い込みに縛られていませんか。
そういうものに気がついたら、アンラーニングしていきましょう。

そうすれば、もっともっと、自由になれますよ!