こんにちは。
スタイリッシュエイジングクラブ会長の渕脇です。
昨日、「セラピストのためのカウンセリングセミナー」の第５回目を行いました。
昨日のお題は「うつ病とその他の精神疾患」。
うつ病とはどんな病気なのか、を中心にお話をしました。
人に教えるということ
私は約２０年前に自分がうつ病になってから、自分の心理についてずっと考えてきました。
うつ病がつらかった頃は、楽になりたい一心で心理についての情報を集めましたし、それから自然と興味がそちらに行くようになり、ずっと色々なことを吸収してきました。
人に教えるという行為は、それらの情報を整理して提示するということであり、自分の中に蓄積されている情報が必然的に整理されていきます。
すると、自分の理解もどんどん深まっていくのを感じます。
この２０年間に、知らず知らずのうちに、自分の中にいろいろな知識や経験が蓄積されてきたんだということに、人に教えるようになって気がつきました。
人間の姿がだんだん見えてきた
自分の頭の中が整理されていくにしたがって、人間とはじつに複雑な生き物であり、人によって感じ方も考え方もモノの見方もさまざまであるということがわかると同時に、その行動の核にあるものは、みんな同じものを抱えているんだろ言うこともわかってきました。
今までは、自分の頭の中が混とんとしていて、それを整理できずにいたのですが、人に教えるという行為を通して、整理できるようになって来ました。
人は自己満足を求めて生きている
人が生きる原動力になるのは、一言で言うと「自己満足」です。
「自己満足」という言葉の選択が良いのかどうかという問題は残ります。
もう少しきれいな言葉を使えばいいのかもしれないけれど、変に美化してしまうのも違うような気もします。
それが、いわゆる社会的な価値観としてきれいな形で出る人もいれば、醜い形で出る人もいるでしょう。
しかし、突き詰めていけば、それは「自己満足」という所に行きつくのだと、私は思います。
人が行う行為というのは、たとえそれが他者貢献をするにしても、ただのわがままで他人から搾取するような行為であっても、自分が満足することを行っているだけなのです。
他者貢献をする人は、「他人の役に立っている自分」という存在に満足しているということです。
自己重要感が満たされ、それが気持ちいいのです。
多くの人は、この種の自己満足を求めているのだと思います。
それが満たされないとき、「自分には価値がない」「生きている意味がわからない」という悩みを生じます。
いい人生とは自己満足を「感じる」ことで得られる
いい人生とは自己満足を目指すことだと私は思います。
ただ、ここで問題なのは、自分が本当に真の意味で満足する状態というのはどういう状態なのか、ということを「感じる」ことが出来るかどうか、ということなのです。
この、「感じる」というところがミソなのです。
頭で考えた満足ではない。
魂のレベルで「感じる」。
この違いが判るかどうか。
この情報化社会の中で、私たちは「感じる」事が少なくなってきています。
沢山の情報に振り回されて、「考える」ことが多くなりすぎています。
つまり、感じることに慣れていないのです。
自分が心から満足感を感じるのはどういう状態なのか。
これを感じられない人が多くなっているのです。
満足感を感じられるようになろう
さて、これを読んでいるあなた。
あなたにとって満足感とは何ですか？
どのようなときに、満足を「感じられる」と思いますか？
お金ですか、地位ですか、名誉ですか。
家族ですか、仲間ですか。
それとも、「愛」ですか。
私の場合は、突き詰めていけば「愛」だと思っています。
頭で考えない。
心が、魂が求めるものは何か。
それを感じられるようになって欲しいと思います。
それが感じられるようになれば、自分の人生の指針が見えてきますよ。
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