こんにちは。
スタイリッシュエイジングクラブの渕脇です。
「ワークライフバランス」とは何か
「ワークライフバランス」という言葉があります。
これは、長時間労働が蔓延する日本社会において、ワーク（仕事）にばかり偏りがちな傾向にある生き方について、ライフ（生活）に使う時間とのバランスを考えて仕事をしましょう。
という呼びかけです。
内閣府なども専門のサイトを立ち上げて、このワークライフバランスを推進する運動を進めています。
私は整体師であり、カウンセラーなので、心身の健康を維持するためには、働き過ぎはよくない、これは大問題であるという認識を持っています。
しかし、以前の私もそうであったように、「長時間働くのはやむを得ない、仕事なんだから仕方がない」と思い、この問題について深く考えることはありませんでした。
しかし、これだけ長時間労働が問題視されているわけですから、一度、じっくりと考えてみる必要があるのではないでしょうか。
ライフは「生活」ではなく「人生」
ワークライフバランスという言葉の「ライフ」ですけれど、多くの人は日々の「生活」を表していると考えています。
しかし、私は、「人生」のことだと思うのですね。
つまり、その人の生き方の問題であると。
そう考えると、「ワーク」と「ライフ」は対等の関係ではなくて、「ワーク」は「ライフ」の一部であることが分かります。
つまり、「ワーク」と「ライフ」は対等の関係ではないということです。
ワークライフバランスを考えるということは、人生を考える、生き方を考えるということなのではないかと思うのです。
自分の人生をどう生きるか。
その人生の中で、「ワーク」をどう捉えて、どのような位置づけに置くのか。
それを考えるのが、ワークライフバランスなのです。
このように考えていくと、「ワークライフバランス」という言葉が、はたして適切なのかという疑問が湧いてきます。
何かもっといい言葉はなかったのかな、と思います。
人生の中での仕事の位置づけを考える
では、あなたはどんな人生を歩きたいと思っているのか。
そこを考えたことはありますか？
その人生全体の中で、仕事の持つ意味、位置づけはどんなものですか？
生活の糧（収入）を得るものなのか、自己実現の手段なのか、社会貢献なのか、承認欲求を満たしてくれるものなのか、自己評価なのか。
まずは、そこを突き詰めて考えてみることが大切です。
その結果によって、自分が理想とする働き方がハッキリと見えてくると思います。
人生を俯瞰することがワークライフバランスを実現する
仕事がすべてに優先する。
そう考えている人が少なくないと思いますが、そうではありません。
人生がすべてに優先するのです。
そして、仕事は人生の一部でしかない。
そう考えることで、はじめて仕事と生活の調和をとることができるのではないでしょうか。
さて、あなたはどんな人生を歩きたいですか？
その人生の中で、仕事とは何なのでしょうか？
その仕事に求めるものは何ですか？
人生から仕事を考え直してみませんか？
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