こんにちは!
BBトレーナーの渕脇です。
先日、水上繭子さんが主宰する、ビジネス茶道「繭ごもり」の茶会に参加してきました。
水上繭子さんを取材したマイナビニュースの記事
【現代の武士であるビジネスパーソンに教えたい「ビジネス茶道」】
私は、茶会に参加するのは生まれて初めての経験で、知識も何もなく、一から教えていただきながらお茶を楽しんできました。
まったくの未知の世界で、少々緊張しながら参加させていただいたのですが、とても豊かな時間を過ごすことが出来ました。
お茶会に参加して思ったこと
お茶会に参加して感じたこと。
あそびがあるって素敵なことだな。
ということ。
ただ、お茶を一服するというだけ行為の中に、それを純粋に楽しもうという精神が隅々にまで行き届いていて、昔の人の知恵を感じることが出来ました。
おそらく、現代のように楽しいこと、刺激的なことが身の回りにあふれているような時代とは違い、情報量も刺激も少ない生活を心豊かに楽しむための知恵が、あのような様式を作り出したのだろうと想像しました。
目の前にあるものを出来るだけ目いっぱい楽しもう。
そういう意志を感じました。
その心が、文化や芸術を生んできたんだということを、改めて感じました。
それは多分、余裕というか、心のあそびが無いと出来ないと思います。
あそびがあるから、文化や芸術が生まれるんだと思いました。
完全燃焼を求められる時代
振り返って、私たちの生活はどうでしょうか。
心のあそびを大切にしているでしょうか。
今の世の中は、100%出し切ることを求められる。
そんな気がするのは、私だけではないはずです。
これはもう、強迫観念以外の何者でもないですね。
子どものころから、頑張れと言われ続けて、受験勉強においては100%、いや、120%出し切ることを求められ、それが良しとされる。
もちろん、人生のある短い期間において、ある特定のイベントにおていは、そういう経験も必要だとは思います。
でも、それをずっと求められている気がします。
受験においても、学生生活においても、仕事においても、100%出し切ることを求められている。
真面目な人ほど、それを感じてるように思いますね。
怠けることは悪いことである。
休むことはよくないことである。
なにも生産しないことは無駄である。
すべての無駄を排除して、効率よく生きる。
そういう強迫観念にとらわれて、心病む人が増えているのではないでしょうか。
60%で生きていく
私はうつになった時、60%の出力で生きていけるなら、それにこしたことは無いと思
っていました。
その考えは今でも変わりません。
世の中の多くの人が、60%で生きていける世の中を作ろうと思うようになれば、生きやすい世の中になるのではないかと思うのだけれど、それは無理なのでしょうか。
もし無理ならば、自分だけでも、そういう生き方を目指してみようかと思います。
これは、貧乏でもいいと言っているのではなくて、60%でも食べていけるようになるにはどうすればいいかを考えるということです。
100%とか120%出して稼ぐんじゃなくて、60%で稼ぐ。
その方法を考えるということ。
そういう思考をするする。
そうすれば、残り40%はあそびがあるわけです。
もしそれが出来れば、それは素晴らしい事だと思いませんか。
心にあそびを持つ
100%出し切らなければいけないと考えているあなたへ。
ちょっと肩の力を抜いて、こころにあそびを持ちませんか?
考え方を変えるだけです。
ふう~っと、ゆっくり息を吐いて、あそびを作ってみてください。
そして、日々の生活を楽しむ余裕を持つようにしてください。
そういう意識を持つことが大切なんですね。
生まれて初めてお茶会に参加して、そんなことを考えました。
心にあそびをもって、日常を楽しめるようになると良いですね。