キャンバスからはみ出した人が世の中を変えていく

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こんにちは。
BBトレーナーの渕脇です。

私の心に引っ掛かった言葉

昨日のブログ記事の中に、岡本太郎氏がジミー大西さんに送った言葉を紹介しました。

その中にあった、「キャンバスをはみ出しなさい。」という言葉が、私の中では引っかかっています。

【読書】Jimmy 何をやってもうまく行かない男の物語

きっと、岡本太郎氏はキャンバスからはみ出した人なんだろうなと。
そうして、ジミー大西氏も同様に、キャンバスからはみ出した人なんだなと。

キャンバスからはみ出した人というのは、たぶん、社会の常識の中では生きられない人たちのことなんだろうと思うのです。

発達障害は障害なんだろうか?

ちょっとデリケートな話ですが、誤解を恐れずに書きます。
近年、発達障害という言葉をよく聞くようになりました。
発達障害というのは、「普通の人」であれば普通にできるような集団生活が苦手な人たちです。

ここで、「普通の人」というのはどういう人なのか、ということはまた詳しく考察しなければいけないと思うのですが、その話題については、今回はあまり深く触れないようにします。
いわゆる、社会生活が苦にならない人たち、と言っても良いかもしれません。
先ほどの言葉を借りれば、キャンバスからはみ出していない人たちです。

「発達障害」という言葉は、ただ単に、キャンバスからはみ出した人のことなのではないか、と私は思っているのです。

「障害」という言葉がついていますが、それは本当に「障害」なのだろうか。
それに対して、診断を下して、薬などを投与して治療しなければいけないのだろうかと。

確かに、多くの人が難なくできるはずの集団生活がうまく出来ないというのは、本人にとってはものすごく生きづらい事だろうなとは思います。

しかし、キャンバスからはみ出した人たちがいるからこそ、そういう人たちを大切にしてきたからこそ、もしかしたら人類は進化してきたのではないだろうかと、私は空想してしまうのです。

ホモサピエンスが生き残った理由

先日、NHKスペシャル「人類誕生」第2集を見ました。
第2集は、ホモサピエンスとネアンデルタール人の違いについて触れていました。

ホモサピエンスよりも身体能力も頭脳も優れていたはずのネアンデルタール人が滅び、ホモサピエンスが生き残り、そして地球上に繁栄を築いた。
その違いはどこにあったのか。

それは、集団の大きさに違いではなかったのか、というお話でした。

ネアンデルタール人は十数人の集団で暮らしていたのに対して、ホモサピエンスは100人とか、それ以上の集団で暮らしていた。

集団が大きいと、その中に才能のあるやつが表れて、狩りの道具などを発明し、その発明が多くの人に伝わりやすい。
その知恵がどんどん積み重なって、狩りの方法をはじめ、様々なことが進歩したのではないかと。

一方で、小さい集団で暮らしていたネアンデルタール人には、そういう変化は起こらなかった。
これが、ホモサピエンスが生き残った要因だという解説がなされていました。

キャンバスからはみ出した人が集団を進化させてきた?

これは私の想像にすぎませんが、おそらく常識にとらわれない「キャンバスからはみ出した人」が、自由な発想で様々な発明をしてきたのではないかと思うのです。

そういう人たちがいるからこそ、人類は進化し続けているのではないか。
私には、そんな風に思えてならないのです。

ある種の天才というのは、変り者であることが多いような気がします。
独特の個性を持っている。
集団が大きいからこそ、はみ出した人を集団に吸収して、その人の居場所を作ることができるのかもしれない。
そして、そういう人がいるから、ホモサピエンスは生き延びているのかもしれない。

そんなことを考えてみました。

つまり、多様性があるから人類は進化している。
多様性を許容できる集団が進化していく。
キャンバスからはみ出した人を排除せず、それを内包していく社会が進化していくのではないだろうかと。

もちろん、これは私の頭の中の妄想にすぎないのですけれど、ホモサピエンスはそうやって生き延びてきたのだと思うのです。

常識にとらわれずに生きていこう

個人の側から言えば、どんどんはみ出していいんだと思うのです。
なにも、常識の範囲内の収まるように我慢する必要はない。
それではきっと、新しいものを生み出すことはできないし、社会を変えていくようなことはできない。

個人で出来ることなんて、たかが知れているけれど、みんながそういう意識を持った時に、きっと社会全体が大きく進化するではないでしょうか。

今は、ちょっと目立ったことをすると、ネットにさらされて炎上したりします。
まるで、いつも周りの人たちに監視されているような窮屈さを感じますよね。
相互監視社会では、きっと進化は望めない。

そんなことも考えます。

枠に収まらない。
キャンバスをはみ出す。
そして、はみ出した人を排除しない。

そういう事が大切なんだろうなと。

私はかつて、枠に収まろうとし過ぎてうつになった人間です。
もうそういうのはやめようと思います。

たった一度の人生ですからね。
思いきり自由に、枠を取り払って生きてみたいものですね。

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