カウンセリングを受けると何が起こるのか

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こんにちは!
スタイリッシュエイジングクラブ会長の渕脇です!

昨日は、「セラピストのためのカウンセリングセミナー」を開催しました。

6月からセラピストのためのカウンセリングセミナーを開催します! 各種セラピストはもちろんのこと、 セラピストを目指す方、 教育関係の方、子育て中の方、 接客業の方もお待ちしております。 ...

昨日は、全18回のうちの14回目。
実際に、実技に入ってから4回目でした

昨日のテーマは、要約と質問。

要約とは

要約は、クライアントの話を、要所要所でまとめていくこと。

まとめを入れていくことによって、自分が話したことを整理することができるので、混乱している頭の中を整理することができるようになります。

これによって、自分の悩み事の本質が浮き彫りにされていくのです。

クライアントは混乱していることが多いので、話が飛んだり瞑想したりします。
とりとめのない話を続けたり、何を話していいのかがわからないという状態にもなります。

そんな時に、カウンセラーが要約をすることで、クライアントの頭の中が整理されていきます。

また、要約には、クライアントの言いたいことをカウンセラーが理解しているかどうかを確認する意味もあります。

カウンセラーが理解したことを整理してクライアントに伝えることで、クライアントとの理解の相違が無いかを確認しているのです。

質問とは

クライアントは、自分の話したいことを思ったままに話しているのですが、カウンセラーにとっては理解できないことがあります。

そこを明らかにしていくために用いるのが質問です。

クライアントにとって当たり前だと思っていることでも、カウンセラーにとっては理解できないことがあります。

そこを質問することによって、クライアントは「ああこの考え方は当たり前ではないんだ。」ということに気づくことがあります。

もちろん、カウンセラーはあえて、そういう質問をすることがあります。

カウンセラーは、クライアントの話に飛躍があったり、偏見があったり、あえて触れないように無意識のうちに避けてていたりすることを質問することによって、そこにある問題に気づかせる意図をもって質問するのです。

この、要約と質問の技法を意図的に使いこなせるようになると、クライアントが自己探索をすることに大きな助けとなります。

カウンセラーの役割

自分の内面を言葉に出して、他人に説明することによって、自分の中にある様々な想いを言語化することによって、明確化します。

想いを言語化するという行為が、自分の思索を助けてくれるのです。

また、カウンセラーは心理学を学んでいるので、自分の心理を思索するうえでのガイド役にもなります。

また、問題を解決する段階になると、コーチ役となってクライアントを勇気づけ、成長しようとするクライアントの背中を押し、伴走し、成長の手助けをするのです。

この作業を自分一人で行うのは、とても骨が折れる作業ですし、時間もかかります。
しかし、カウンセラーという専門家の力を借りることで、時間も短縮できるし、効率よく問題を解決できるようになるのです。

カウンセリングを定着させたい

カウンセリング先進国のアメリカでは、カウンセリングを受けることが一般化しています。

ところが、日本においては、まだまだ敷居が高いという状況です。

それは、カウンセリングというものがどういうものなのか、ということが一般的に理解されていないからではないかと思います。

今の日本人は、窮屈な思いをしている人が多いように感じます。
精神疾患にかかる人が増えているのはそのためです。

カウンセリングが精神疾患の予防に一定の効果があるのは明白だし、精神疾患をすでに発症している人にとっても、ある一定の効果があることもわかっているわけです。

ですから、日本においても、もう少しカウンセリングを受けるということが一般化すれば、あるいは、カウンセリングを学ぶ人が増えれば、世の中の空気が変わるのではないかとと思います。

そんな思いをもって、このセミナーを開催しています。

来年度もやる予定

このカウンセリングセミナーは、来年度もやる予定でいます。
このブログで度々紹介しているので、興味を持ってくれている方がチラホラいます。

全18回のうちの14回まで終わってしまったので、今から参加するのは遅いと思います。

興味を持っていただいている方は、4月以降に始めますので、それをお待ちください。